【マダミス支援! Vol.003】
今までグループSNEのマーダーミステリーについて支援で何回かやってきましたが、今回はグループSGRという、普段はTRPGのルールを作っている方々の作品についてネタバレなしで支援をしていきます。
画像は、全てグループSGRのサイトからの引用か、実際に遊んだ時の写真となっております。
目次
基本情報
人数 | 6-7人 |
時間 | 240分~ |
発売 | 2020年 |
言語依存度 | 日本語版のみ |
ルールの複雑さ | 初マダミスにも良いくらい? |
世界観 | 大正時代の日本 |
シナリオ概要
時は、大正。
帝都の外れに、死人の藝術を揃えた奇妙な館が噂される。
その名は「鬼哭館」。
ここでは時折、客人を招き奇妙な展示が開かれる。
此度の祭典に現れたのは、六人。
そうして一夜明けたのちに、現れるのは一つの死体。
不可解な死体はまさに死人の館を飾るにふさわしい「鬼の祟り」。
奇妙な事件に現れたるは「自称名探偵」。
さぁ、不可解な殺人現場にいかなる秘密と物語が隠されているのか。
大正浪漫マーダーミステリイ 鬼哭館の殺人事件 これより、開幕となります。
https://groupsgr-kikokukan.wixsite.com/kikokukan
登場人物
職業と性別のみ書いておきます。これはゲーム開始時にプレイヤーが見て選ぶ物であり、職業、性別からゲームの中身や真相を読み取る事は出来ません。サイトに紹介されている順番に記載しています。
- 作家
- 書生
- 将校
- 新聞記者
- お嬢さん
- メイド長
- 探偵
GMなしで遊ぶ為に
結論から言うと、GMなしでも出来ます。しかし、GMがいた方が良いと思う部分が少しだけ……それは、ナレーション的な存在としてです。
シナリオが始まるあたりで、セリフ混じりの物語を読む場面があります。ここでは誰かがト書き部分を代表して読み上げる事になりますが、その役にあたる人が指定されていません。
NPC問題
そして、これはネタバレにならないと思うので書きますが……物語の最初の方で、なんとNPCの被害者役が死んでしまいます。そのキャラクターが喋るシーンもある為、凝った事をするのであれば、ナレーション役のGMと死んでしまう被害者役の2人が必要です。
とはいえ被害者は序盤に死んでしまうので、どこまで凝りたいかによりますが、まず意外とナレーションしなければいけない文面は長く、没入感を得るには、きちんと読める人が担当した方が良いでしょう。
最初に死ぬNPCについても、短い時間ではあるもののキャラクターとしてきちんと立っています。なので、やはりきちんと読んであげないとダメだと思います。
各キャラクターの情報量
読み込む時間は比較的多めですが、時間ごとのまとめもあるのでわかりやすいと思います。また剣と魔法が出てくるようなファンタジックな内容ではなく、大正時代の日本という世界観なので、馴染みやすい物です。
どのキャラクターも情報量に大きな差がなく、メタ推理しづらいようになっているようにも感じました。
キャラクターに名前がついていない為、職業で呼ぶ事になるのもわかりやすさにつながっているように思います。「お嬢さん!」と声掛けするのはなかなか楽しいものです。
注意点としては、キャラクターごとに設定されている能力や条件について、よく理解しておいた方が良い事があります。
詳しくは説明出来ませんが、能力や条件はキャラクターによって異なりますので、自分のキャラクターはどんな事が出来るのかは理解しておきましょう。
介入
グループSNEのマーダーミステリーにはアクションの時間がありますが、鬼哭館でも最後に介入があります。介入自体はそれほど難しいルールではないですが、すぐに理解出来なかったからもう1回聞きたいなど、時間制限のあるゲームなので言いづらいかと思います。
公式サイトにちゃんと介入のルールが載っていたり、QRコードで読めるようになっています。親切!
もっと楽しむなら何を用意したらいい?
ダークユールの時にも書きましたが、コスプレ的な何かがある方が良いです。それが難しい場合は小道具程度でも良いです。twitterで遊んだ人達の様子を探していったら、ちょうどいい感じのツイートが……!
【鬼哭館の殺人事件】
— ラピス (@game_play_0924) March 13, 2021
メイド長役!
ようやく追加しましたー!
やりたいやりたいと思っていたけど、ジョルディーノさんでと思って我慢したのをついに笑
噂に違わぬ素敵なシナリオで大満足です!
GMさん、同卓のみなさん、ありがとうございました!#鬼哭館の殺人事件 pic.twitter.com/KOyOG1yi9r
こんな風にして遊ぶと良いのではないかな!?と思います。準備は大変だけど、きっと思い出になるはず。
ちなみに、鬼哭館の殺人事件は検索の仕方でいきなりネタバレが見えちゃったりするのを確認しています(遊んだ後で良かった……)なので、検索する時は気をつけてくださいね!
ここが良いところ!
初心者向けの配慮がされている点が一番良いなぁと感じました。ただ簡単という事ではなく、犯人を捕まえる場面では犯人を当てるだけでなく他にもいくつか聞かれます。
マーダーミステリーを初めて遊ぶなら、とりあえず犯人を当てられればクリアだと思いますし、真相に辿り着きたい中級者は全て当たるように頑張っていくのもよし……
点数計算について、そもそも船長は存在自体がほぼ無意味だと思っているのですが鬼哭館の殺人事件の点数計算方式はそんなに不満がないです。
密談していると時間が足りなくなる事もありますが、3人で密談しているところに4人目が現れると密談を崩す事が出来る仕組みが入っています。話したいなら他の密談なんて崩してしまえばいいんです。
この仕組みがあるおかげで、密談の時に余ってしまう人が出づらくなり、密談も促進される感じがします。
検索してみると余韻を楽しんでいる方が多いようなので、是非6-7人でマーダーミステリーをやってみるなら鬼哭館の殺人事件なら濃密な時間が過ごせます。船長は6人だったので1人出てこないキャラがいたのですが、そのキャラも結構楽しそうだったので、出来ればフルメンバーでやるのがおすすめです。
amazonにまだあるようなので、手に入れちゃいましょ?
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