ら行 ボードゲーム 突撃!隣のボドゲ卓!

突撃!隣のボドゲ卓! Vol.010 ラグーザ (Ragusa)

巨人でも来るのかな?

「中二病に気づくのに30年、ドジっ子属性に気づくのに約40年かかったこどおじ」こと星野☆船長です!今回も遊ばせてもらったゲームをご紹介!今回はラグーザです。

基本情報

人数1-5人
時間60分~
発売2019年
言語依存度なし
ルールの複雑さリソースと家の建て方がわかれば大丈夫
遊ぶならどんな時?何者かから街を守る為に壁を建てたい時

ボドゲーマ: ラグーザ
BoardGameGeek: Ragusa

おもしろポイント

  • 手番が9回!本当にすぐ終わる!
  • 魚は通貨です?
  • 壁の点数が勝手に伸びるぞ?

ラグーザってどこ?

ラグサ共和国の事です。現在はクロアチアのドゥブロヴニクと呼ばれるあたりだそうです。城壁が今も残っていて、世界遺産になっているとか。

すごい!海が綺麗!

特に海に面したあたりを舞台にしたゲームです。ボードも見てみましょう!

右側が海。魚が獲れます。

ファビオ・ロピアーノ作

カリマーラというゲームでヒッポダイス賞2016の大賞を受賞した作家の2作目。ヒッポダイス賞はゲームデザイナーの登竜門的な賞だそうですが……ラグーザはまだ無冠のようです。この後感想書きますが、これから先が楽しみなデザイナーかな?と思います。

邂逅

インストマニュアルでルール確認

ゲームマーケットに出す予定のインストマニュアルのテストも兼ねて、ルール説明。船長、このゲーム見てただけでちっとも遊んでないんですが!?と思いつつも、そういう状態の人が説明しても出来る事を目的とした本になる予定なので、これが出来なきゃ無理ですよね感あるので……結果的にはほぼ大丈夫かな?という出来であります!。

特に難しいと思った部分

ラグーザは、5人プレイだと9手番しかないです。なので結構すぐに終わってしまう、見た目よりもずっとずっと軽いゲームです。選択肢もそんなに多くないので、サクサク進みます。

自分の手番が来たらヘクス状のマスの外周部分に家を一個置いて、その周囲のヘクスから資源や効果を吸い上げます(必ず3つのヘクスから吸い上がります)
家を置くには制約があり、建てたい場所の周囲3つヘクスの、それぞれの外周を見て、自分の家が他ヘクスに建っているかどうかでコストが変化します(なんだか難しい事を書いていますが……)
周囲のどのヘクスを見ても自分の家がないのであれば簡単に建てられます。逆に、1つのヘクス内にいくつも家があると、条件が揃わなくなってしまいます。3個のヘクスそれぞれで見るのではなく、条件は一番厳しい物になるというのもわかりにくさがあると思いました。

さらに輪をかけてしまうのが「コストを支払うのではなく、建てる為の条件が揃っているかを見る」事です。
例えば、自分の持っている物が木材2、石材1の場合、物量として2や1があるのではなく、生産力が2や1あると考え、家を建てるコストは「生産力が木材2以上ある」なら建てられる、コストとして支払うのではないという事です。

ここが難しい!これさえわかれば後は大丈夫!ラグーザは簡単なゲームです!

ヘクスから採取出来る物

カードを回転してリソース管理、エコです!

木材、石材は家を作る為に必要な資材です。その他にも銀鉱石や、オリーブ、ブドウなども採取出来ます。この3つは銀や油、ワインを作る為の素材になります。お魚は資材との交換に使用出来ます。

先の難しいと感じるルールで出てきていますが、これらの資材は魚以外は「生産量」と考え、生産出来るから家が置ける!生産量が2だから銀鉱石は2つ銀になる!という感じです。「コストとして支払う」事が少ないのが特色かもしれません。

どうやって点を取ろう?

ご多分に漏れず、ラグーザも勝利点獲得の方法は色々あります。どれが強い?というか、どんな物があるのか紹介します。

都市部のアクションで稼げ!

都市の周囲には勝利点を獲得できるヘクスがいくつもあります。魚2つにつき1点もらえるとか、作った資源をその時の価値で売ったりするアクションが出来ます。

ただし、都市部のアクションは、誰かが家を置くとそのヘクス周辺にいる家プレイヤーも同様のアクションが出来る、プエルトリコ方式です。なので早く置いておいた方が後から何度も発動されるので有利です。

壁でドンと稼げ!

壁ドン!

ちょっとわかりにくいですが、真ん中のあたりに家をまたいだ塔がいくつか建っていて、その塔と塔の間に挟まっているのが壁です。

地方や海から巨人が来るのかな?都市部を囲むように壁は広げる事が出来ます。

壁のスタートからゴールまで、自分の色の家か塔のコマでつなげればつながるほど勝利点になります。コマ1つごとに1点。途中に他の人が挟まっていたりしなければつながっていると判断されます。コマは家と塔があり、どちらか一方があればOKです。

船と目的カードで稼げ!

目標と資材が噛み合っていない……

輸入品を買うアクションのマスがあり、船に乗った輸入品を買う事が出来ます。コストは銀やワイン、油など製品化している物で物々交換です。交換すると価値が上がったり下がったりします。

船のカードは描かれている星がそのまま得点にもなるので、買えば買うほど良いです。また、輸入品は目的カードを引ければ持っていれば持っているほど得点になります(ほとんどのカードはMAX12点)

もっと買うべきだった!

ラグーザの戦い (2019)

さっそく5人でラグーザを開始!船長、怒涛の木材と石材、銀鉱石確保からの都市部のアクションで点数を稼ごうと試みるも、生産する資材が少ないのでほとんど空振りに終わってしまいます。一応、銀を4つくらい持ったのですが、微妙な感じ。足りなくないけど多くもない。使い道にアプローチ出来てない。

修正しようとして資材の確保を始めるも、周囲が壁の建設に走り出す……木材、石材を抑えめにして資材を確保した他の人達が加工品でちまちまと得点を重ねていくので、追っかけて配置。それから、船に行くぞ!と意気込むも資材不足が変わらず……あっという間に6手番終わり。あれ?あと3回しか置けないぞ!?となってから、他のプレイヤーも船に飛び込んでいったので、輸入品は噛み合わなくてもいいや、船で点数を上げてやれ!と船をそのまま買いまくり。

そして、ラストアクション……壁が人気だった為、家と家の間はちょこっと歯抜けしている程度にしか壁がない地域がないので、よく見ると自分の壁が一番伸びそう。壁王になる!とラストアクションで壁を起動して、他のプレイヤーに自分の壁を伸ばすようにツークツワンク!

嫌がらせに走る、悪い船長モードであります。そして結果……

最後まで銀は高かった

3着……!1着との点差が50点近く。ぐう弱い。

点数差が発生していたのは、真ん中にある都市アクションの1つ、銀、ワイン、油の1セットごと価値の合計がそのまま点数になるというアクションがあり、これを2つ占拠していた2人が1着、2着を決めていきました。

ゲーム中盤まで価値が高いのは銀だけだったので、そんなに重視してなかったのですが、終盤に船に手をつけた結果、価値が上昇していったのです。

必ずこの展開とは思いませんが、2つ以上取っておくのは重要かもしれません。

ゲーム序盤の様子。とても平和……

陣取りとして考えていく事もあれば、今どんな得点源がトレンドなのかに合わせて、点数をどうやって取っていけばいいのか……9手番しかないのでサクサク終わっていきますが、結構考える事は多いかな?というイメージです。

ルールさえ出来ちゃえば、何回も遊べるね!

遊んだ場所

安定のいつもの場所ですね。新しい場所も開拓しなければ……!

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この記事のプレイ時に1位を持っていった方ですね
https://twitter.com/zinrena_game/statuses/1182290200136781826

おまけ

実際にラグーザに行ってみたくなっちゃうね。今はドゥブロヴニクか……発音しづらい……

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