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富も名声も両立させろ!ガンジス川は下れ!【ガンジスの藩王】カルマでサイコロをひっくりかえすボードゲーム (Rajas of Ganges)

【ボードゲーム迷ったらこれ! Vol.058】

今回は、先日のND-Prでワガママ言って遊んでしまったガンジスの藩王を紹介します。一言で表すとサイコロひっくりかえすのが楽しいです。

基本情報

人数2-4人
時間45分~
発売2017年
言語依存度なし
ルールの複雑さ1ゲームで理解できる
遊ぶならどんな時?インドな雰囲気を楽しみたい時

おもしろポイント

  • 大事なリソースがダイス目と色。ダイス目に一喜一憂しよう。
  • ダイス目悪けりゃひっくりかえす!カルマを払え!
  • 富も名声も必要になるので偏ってはいけない!
【ブラッディ!ブラッディ!ダイスを持ってる神様~♪】

トイレの神様の他にもダイスの神様がいるんでしょうかね……腕が10本あるインドの神って?と思って検索してみたら、ドゥルガーがWikipediaでヒット。同じ神かは不明です。

フレーバー

16世紀のインド……ムガル帝国の頂点に立つは数多の属領を従えるアクバル大帝。
しかし、その地方領の多くはイスラム教徒ではなく地元のヒンズー教徒の藩王たち 「ラージャ」によって政が行われていた。
そしてラージャたちはお互いにその力と威光を競い合っていた。
人々の生活は、ヒンズー教とカースト制が大きく影響を与えていた。
プレイヤーはラージャの一人として、地方領の運命をかじ取りし、カースト制を使い、交易を行い、ガンジスを行き交うことで領土を開発していくことになる。
しかし、神々の意向も大きく運命を左右する。
良き業を積むことも必要だが、一方で悪しき行いも富と名声に繋がっていることになる。

Amazon商品説明より (https://amzn.to/3fuZBD3)

コンポーネント探訪

メインボード

【デカい!そして要素いっぱい!】

後でもうちょっと詳しくこちらのボードの中身は見ていきますが、外周が名声トラックとお金トラック、左上にカルマ、中央を縦断している川、右側が建築名声点、中央に建築、その下に市場、港、左側は宮殿アクションと、盛りだくさんです。

個人ボード

【裏は拡張ルールで使用】

こちらは個人ボード。建築でタイルを置いていく場所になります。端まで道をつなぐとボーナスで色々ゲット出来ますが……タイル売り場に欲しい物は必ずしもない、またはコストが高いなど様々な問題が発生します。

ダイスの神様

【何故か4ばかり……】

何度も登場している神のボードですが、とどのつまりダイス置き場です。10箇所にダイスを置いておく事が出来るだけで場所に意味はありません。

タイル

【カルカソンヌ?】

さて、こちらがタイル売り場です。タイルには使うダイスとコストの他、道路がどの方向に伸びていくのかと、建物が描かれています。

建物が描かれたタイルを建てると建物に対応した名声点をもらえます。名声を育てておけば、この時多くの名声を獲得できます。

建物の中には市場もあり、市場には3種の商品が描かれています。これを自分のボードに置いた状態で市場に行くと、お金が獲得出来ます。

富も名声も必要なゲームなので、どちらも必要になります。名声は下がりませんが、お金は使えば下がっていきます。

その他のコマ

【ワーカーは3人スタート!】
【ヨットもあるでよ】

ワーカーコマは6つありますが、スタート時点で3人、ゲーム終了までに2つ獲得出来ます。獲得する方法が3つあるが、2つ取ると1つは消えてしまいます。

名声を育てると1人、お金を増やすと1人、そして川下りを進めていくと1人となっています。

経験的に、川のコマがとにかく時間がかかるので取らない人が多く、橋の上にいたワーカーコマがガンジス川に落ちて、いなくなっていくのは話題になってしまいます。

どんなゲーム?

基本的にはワーカーをメインボードに配置してアクション発動。アクションによってはコストが必要……というオーソドックスなワーカープレイスメントです。

タイル配置の要素も入ってきますが、道が最低1本つながってればOKというゆるいルールのタイル配置です。何よりダイスを管理する事を楽しむ感じでしょう。

どんなアクションがあるの?

川下り

【重たそうなヨットを動かせ!……よっと!】

川下りのアクションは港で行います。港にワーカーを配置して、1~3のダイスを1つ支払うと支払ったダイス目までヨットを動かせます(3なら1,2,3マスの中で好きなだけ動く)

ヨットは同じマスに共存出来ない為、誰か他のヨットがいる場合はそのマスを飛ばして進む事が出来ます。

【ワーカーを置く場所にコストが書いてある場合も】

港には、最初に飛び込めばコストはダイスのみですが、2番手に入った人は1金の支払いもあります。ゾウのタイルが乗っているのは3人で遊んでいる為です。

建築

【建築コストを支払って個人ボードを充実させよう】

建築する時は、最初にお金を支払って、次にタイルごとにダイスがコストに書かれているので、それ以上の目になっているダイスを神様から支払います。数が余ってもお釣りはもらえません。

タイルにはそれぞれ建物が描かれていたり、市場が描かれています。

【個人ボードにタイルを建築してみた】

道をつなぐ必要がありますが、少なくとも1本がつながるなら矛盾していても大丈夫だそうです。ゆるい設定!

タイルに建物が描かれていれば建物から名声がもらえます。貰う名声を増やす事も出来ます。

【建物の名声点は初期2点】

名声を上げる事が出来ると、建物を1つ選び、もらえる名声を+1出来ます。プラスした後で建物を建てないといけないので、順番に注意が必要です。

市場

【扱う商品は3つ】

建築タイルに描かれているお金をゲット出来るアクションです。ダイスを払ってお金をゲットするもよし、それぞれの市場から1つずつもらってもよし。

宮殿

主にダイスを増やすアクションがあります。ワーカーを置ける場所が少ないので早い者勝ちなのです。

【ダイスを払ってダイスをゲット】

ガンジスの藩王は、ダイスをたくさん持っていないとキツいゲームですが、増やす方法がこのアクションか、人物のアクション、川を下って拾うのか、お金や名声のトラックを伸ばしていくとボーナスでもらえる程度です。ダイスを増やす手段がないので、このアクションは重要に感じました。

人物

【色んな人が手伝ってくれる】

それぞれ、ワーカーを置いてダイスを支払えば特別な事が出来るアクションです。ダイスの目が指定されているので、使いたくても使えなかったりもします。

  • 1:次のラウンドでスタートプレイヤーになる、名声2点
  • 2:任意のダイス2個獲得。ボーナスタイルを開け、その内容も獲得。
  • 3:カルマ2つ、任意のダイス1個獲得。
  • 4:建物から貰う名声+1、3金獲得
  • 5:既に建築してしまったタイルを上書きする。外につないでもボーナスは二度もらえない。
  • 6:川を6マスまで進む

カルマ

かーるーまー♪かーるーまー♪

カルマを使うと、SWの人間のようにダイスを裏返す事が出来ます。そんなに裏返したい場面が来るのか?と思うかもしれませんが、ダイスは裏返したいんです。これがないとキツい気がする場面もあります。

もちろん、運が良ければ一度も使わなくて大丈夫でしょう。

カルマはフリーアクションなので、自分の手番中に好きなタイミングで行えます。

ゲームの終了

このゲームの終了条件は一風変わった物になっています。

お金トラックと名声トラックがそれぞれの方向から伸びていき、ゲームを進めていくとお金マーカーと名声マーカーがすれ違う瞬間があります。

それをゲーム終了フラグとして、スタートプレイヤーの手前までゲームを行います。あと1手で何が出来るのか……と思ってしまいますが、拮抗していれば勝利出来るかもしれません。

ゲーム終了時は、お金トラックと名声マーカーの、すれ違った差が大きい方が勝ちます。

【すれ違っている!ゲーム終了!】

感想

前回遊んでから半年以上が経過していて、そもそも進め方すら覚えてない状況からでしたが……やっぱり楽しい!

何をしたらいいんだっけ?とは思いつつも、ダイスを増やさないと何も出来ないのでダイスを増やしてタイルを置いて……あ、ダイスがもう無い!出目が悪い!というガンジスあるあるをやりながら……

バランスよくやろうとしたらなんだか上手くいってないような……しかし、富だけ、名声だけというわけにはいかないので、どちらかで稼げる方法を見つけたら、それもやるけどもう片方もやる!というのが良いのかな?と思いました。

船で川を下るのも美味しいです。ワーカーは最終的に5人まで増やせるので、さっさと5人にならないとダメだと感じました。

負けてもダイスのせいに出来るところも良作ですね(それはどうなの?感)

今回遊んだ時は市場を上手く買ってお金でガンガン走ったプレイヤーが勝ちましたが、果たして同じ手で勝てる物なのか?

もう1回やりたいなぁと思わせてくれる良いゲームです。

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また遊びたくなってきた!

遊びたいと思うとすぐに蔓延防止したり緊急事態になったりするんだけども、もう負けない!好きな事をやらなくては!

ゲーム会にもよく持っていくゲームの一つなので、是非リクエストしてください!

ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)

ガンジスの藩王(Rajas of the Ganges)posted with AmaQuick at 2022.01.18Huch! & friends
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