【6じゃなくて11】
重いゲームの紹介が多かったので、軽いのを軽く紹介してもいいかな?と思い、うちには古くからあるニムトシリーズの1つ、11ニムトを紹介します。
「アルバイトならセブンイレブン」こと星野☆船長です(いまみちともたか – Honey Beeから)
目次
基本情報
人数 | 2-7人 |
時間 | 20分~ |
発売 | 2010年 |
言語依存度 | なし |
ルールの複雑さ | 1ゲーム目で理解できる |
遊ぶならどんな時? | 6ニムトに飽きたら |
ボドゲーマ: 11ニムト
BoardGameGeek: 11nimmt!
おもしろポイント
- 6じゃないし11と言うが、実際は3以上だ!
- ブルカードは取る!?取らない!?必ずしも強くはないぞ!?
- 足し算するので、数字の勉強にも!これは知育玩具だ!
独自解釈ゲームフレーバー
野に放たれた牛達を囲い込もうとするが、すぐに牛が逃げ出してしまう!だんだんとコツを覚えたプレイヤー達は、一度に何頭も牛を囲い込むテクニックを使って牛をどんどん追い詰める!
要領よく牛を囲い込むのだ!
ゲームのルール
手札からカード1枚を場に出します。場に出す時は既にいる牛に重ねて出し、その牛の数字の+10以内に収めなくてはいけません(100のカードの上には1だけが置けます)
それが出来ない、または出したくない場合は場にある牛の山のうちから1つを選び、その山のカード全てが手札になります。
手札が増えた場合、山札から新しく牛が2枚表向きで出てきます。
受け取ったカードが3枚以上だった場合、ブルカードも一緒に受け取ります。
ブルカードを1枚以上持っている場合、手番になったら+10以内であれば何枚でもカードを出す事が出来るようになります。
ブルカードを複数持っている場合、その枚数と同じ数の山に+10以内のカードを何枚でも出せるようになります。
手札から場に出す時、何枚積まれているかは見てわからないように積みます。
手札がなくなれば勝利します。手札に残っているカードに描かれた小さな牛マークが失点になり、3回勝負を行って一番マイナスの少なかった人が勝利です。
ブルカード強いんじゃないの?
ブルカード強いと思いきや、ブルカードを持っている人が勝つとは限らないのです。上手く手札を残せば、一度もしくじる事なくカードを場に出し続ける事も出来ます。
一気に出せるとはいえ、手札がいっぱいあればそれだけ場に出せないカードを持ってしまう事も多く、ブルカードがたくさんあっても負けてしまいます。
また、手札に残った点数が失点なので大敗する可能性もあります。
結果を見てみると、ブルカードを持っていない人が勝ったりするので、侮れないゲームなのです。
所詮、ニムトなんて手札次第の運ゲー!なんて思う人は、6ではなく、11の方でニムトやりましょう。きっと今までと違ったプレイ感にジリジリと焦がれるはずです!
また、6ニムトは人数が多い方が笑える展開が多かったですが、11ニムトは6人までとなっています。
今まで遊んだ感じだと、多分4,5人くらいが面白いのではないかな?という印象です。
作者はヴォルフガング・クラマー
ボードゲームのデザイナーでは超有名な人です。何がスゴいって、まず色んなゲームで見かける四辺が得点トラックになっている仕組み。あれを最初に作った方です。ね?なんかスゴいでしょ?
そして、以前紹介したカッラーラの宮殿を作った方です。他にもアウフアクセやエルグランデ、ティカル……有名な作品は多いです。
なにしろドイツ年間ゲーム大賞を5回も取ってるし、ドイツゲーム大賞も1位が3回もあります!(2020年時点)
2人コンビでゲームを作る事が多く、ミヒャエル・キースリングとタッグを組むか、リヒャルト・ウルリッヒとタッグを組むかで違う感じもします。ミヒャエル・キースリングもアズール作ってたりしますね。
ちなみに、ボードゲームデザイナー界のクラマーさんというと、他にも有名な人がいます。
その名もマティアス・クラマー。ロココとかランカスターとか、このサイトではまだゲームが紹介されてないですが、こちらも良いゲームを作ってます(むしろ、船長はマティアス・クラマーのゲームは1つしか持ってない!)
ヴォルフガング・クラマーの方が歴が長いので「大クラマー」と呼ばれ、マティアス・クラマーは「小クラマー」と言うんですが、近年のマティアス・クラマーと言えばグレンモアⅡとか作ってたりするので、活動が活発かもしれません。
大クラマーさんはご本人のサイトもあるので、見に行った事がないならこの機会に眺めてみませんか。
6ニムトで遊べばいいんじゃないの?
ニムトを使って別なゲームを遊ぶ!?勝手にそんな事をしてはいけません……!
6ニムトは1~105までのカードを使いますが、11ニムトは1~100までしかカードがありません。
え?じゃあ、6ニムトで遊べるじゃん?だから、そんな事をしてはいけません!
もちろん倫理的な事もありますが、カード枚数だけじゃなくカード内容が違うんです。
ほらね?全然違うでしょ?ちなみに、表にするとこんな感じ。
6ニムト | マイナス点 | 11ニムト | マイナス点 |
5 | -2 | 2 | -3 |
10 | -3 | 3 | -5 |
11 | -5 | 5 | -3 |
15 | -2 | 7 | -3 |
20 | -3 | 11 | -3 |
22 | -5 | 13 | -5 |
25 | -2 | 17 | -3 |
30 | -3 | 19 | -3 |
33 | -5 | 23 | -5 |
35 | -2 | 29 | -3 |
40 | -3 | 31 | -3 |
44 | -5 | 33 | -7 |
45 | -2 | 37 | -3 |
50 | -3 | 41 | -3 |
55 | -7 | 43 | -5 |
60 | -3 | 47 | -3 |
65 | -2 | 53 | -5 |
66 | -5 | 59 | -3 |
70 | -3 | 61 | -3 |
75 | -2 | 63 | -7 |
77 | -5 | 67 | -3 |
80 | -3 | 71 | -3 |
85 | -2 | 73 | -5 |
88 | -5 | 79 | -3 |
90 | -3 | 83 | -5 |
95 | -2 | 89 | -3 |
99 | -5 | 93 | -7 |
100 | -3 | 97 | -3 |
高くマイナスになるカードの枚数は同じですが、数字が全然違います。気になったので、せっかくだから他のも撮影!
このように!全然カードの内容は違うので、ちゃんと11ニムトで遊びましょう!
攻略のコツ
11ニムトははっきり言ってカウンティングのゲームです。何枚までなら受け取っても別にいいじゃん!とか、あの山は受け取っても実質無料みたいな計算が出来ると、違ってくるはずです。
残すカードの選別や受け取るカードの量や質が非常に大事!ブルカードに手を出すにしても、取り返しがつくように貰えれば優位に立つ事が出来るでしょう!
4人だとひりつくゲームが楽しめるはずです。
まあ、運の要素があるので、何故かずっと出せちゃう人が勝っちゃったなんて事もありますけども!?
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