日本よ!これがニッポンだ!
地域の名前がゲーム名って色々あるけど、直球で国の名前で来たのがこちら!ニッポン:明治維新です!「パッケージのイラストは本当に日本なのか!?」こと星野☆船長が紹介します!
目次
基本情報
人数 | 2-4人 |
時間 | 120分~ |
発売 | 2015年 |
言語依存度 | なし |
ルールの複雑さ | 2ゲーム目になんとかなる |
遊ぶならどんな時? | ワーカープレイスメントのキワモノが遊びたいなら |
ボドゲーマ: ニッポン:明治維新
BoardGameGeek: NIPPON
おもしろポイント
- 明治維新の頃のニッポンってこんな感じだったのかな?
- プレイスメントからワーカーを拾うワーカープレイスメント
- 働く人達の色は統一した方が良いが……良いが……!
独自解釈ゲームフレーバー
明治維新を迎えたニッポンは、一気に工業化に向けて国を発展させる事にしました。全国に工場を建て、船や汽車を全国に走らせ、各地で競争社会を作り出すのです。働く人達は様々ですが、なるべくなら似たような人達を働かせた方が良いのです。各地の勢力争いに勝ち、天皇陛下から褒賞をもらって、文明開化の音を鳴らすのはあなたです!
特色
どこでも紹介されていますが「逆ワーカープレイスメント」と言われています。通常のワーカープレイスメントは自分のワーカーをどこかに配置して、そのアクションを実行するゲームですが、ニッポンは反対です。ワーカーが既にアクションが起きる場にいるので、それを自分の個人ボードに引き入れてアクション実行します。ワーカーは補充されていくので、アクションが全く出来ないという事はないのですが、補充のタイミングはワーカーがいなくなってからです。
ワーカーは何色もあり、色をたくさん集めてしまうと雇用する費用がかかってしまいます。なので、同じ色で実行した方が良いという仕組みになっています。
しかし、ワーカーの色を統一しながら自分のアクションを実行するのは大変難しいので、どうしても手を進めたい場合は次の手が遅くなってでも実行していった方が良いかもしれません。
どうやったらいいのか!?
ワーカープレイスメントでは、どうやって点数を取ったらいいんだろう?となる場面がありますが、このゲームでは説明を聞いた直後は、特にそれを強く感じます。え?結局どうすりゃいいの?という感じになります。
その後、何回か手番を進めていくとお金が足りなくなったり、各地域の工場に影響を持っていかないと点数が全然取れない事に気づいたりします。
なので、1ゲーム目は2時間程度かけてゲームの内容を知って、2回目はもっと上手くやれそう!と言われる事が多いです(今まで3回しか遊べてないのと、全員が初回しか見た事がないので、もっと遊びたいのです)
手番で出来る事
手番で出来る事は2つあり、どちらかを実行します。
ワーカーを拾ってアクション実行
ワーカーを置かれている列にあるアクションが実行できます。ワーカーを1人拾って実行となります。既に拾ったワーカーと色が合っていないと、決算の時にもらえるお金が減ってしまいます。
決算
工場に生産する素材を得たり、お金を得たりします。ただ使われなかったお金や石炭が捨てられて、その後で石炭やお金が規定の量に戻るというイメージです。規定の量に戻った後、ワーカーの色に応じてお金が減ります。色の数が少なければ金額は安くて済みますが、何色も使っていると金額が高くなってしまいます。
攻略のような物
まず先に断っておきたいのですが、攻略と言っても「これをこの手順でやっておけば大丈夫!」というような、完全な攻略ではありません!
どんな得点源があるのか紹介するので、自分がどんな作戦で行くのかを決める為のお手伝いとしてお読みください。
工場建設
何より、工場の建設は早めにした方が良いでしょう。理由は工場にはずっと使える特殊能力があり、ゲーム終了までずっと有効だからです。工場を建てていないと地域の工場に影響を持つ事も出来ないので、早い方が良いという結論になりやすく、おそらく間違っていないと思います。
メインボードでのエリアマジョリティの点数が大きいので、ここで戦わないというのは厳しいでしょう。参入しないだけで負けと思われます。
工場を建てたら生産
素材を工場に置けるようになるので、素材を手に入れて工場へ送り込みます。工場で生産した物を使えば、各地の工場に影響を持つ事が出来ます。影響力はより強い相手が来ない限りはずっと有効なので、色々な地域を制圧しておきましょう。日本人の考える地域とは違う区分けですが、制圧するボーナスがそれぞれ違います。このゲームでは3回の統合という処理があり、その時に制圧している度合いが大きければ、点数を伸ばす事が出来ます。
依頼のクリア
全員が共通で持っている依頼をクリアすれば、ゲーム終了時に点数が入ってきます。クリアする為の物資は工場で生産する事でクリア出来るので、やはり工場は重要です。
汽車、船の配置
汽車と船は多く配置出来れば、それだけで得点になります。地域とは別でマジョリティの勝負があるので、こちらも多く配置した方が良いですが、工場がメインで汽車と船はサブです。どちらか一方に特化するのではなく、両方とも置いていく方が良いです。ゲーム終了時の点数に影響があります。
点数倍率
ゲーム終了時に点数を2倍や3倍に出来るチップが、ゲーム中に手に入ります。全体の点数を2倍にするのではなく、例えば汽車の点数を3倍にする等です。自分が得意な分野の点数をさらに伸ばす事が出来るので、上手く利用するべきです。なるべくラストに配置したくなりますが、あまり最後にしてしまうと手番が足りなくなってしまうかもしれません。ちなみに最大5倍になります。
独特の面白さがある名作
何度か遊ばないと、NIPPONはきちんと楽しめないように思います。船長はまだ3回しか遊んでいないので、上手い事行かないなぁというイメージですが……だんだんと発展させていく楽しさは是非体験してもらいたい!という名作です。
というか、名作かどうかを置いといたとしても、日本に生まれてNIPPONという名前のボードゲームで遊んだ事がないってもったいないと思いませんか?
ノートルダムに行った事がある人はノートルダムで遊びたいはず!ブルゴーニュに行ったら、ブルゴーニュで遊びたいはず!(フェルトばっかり)
ここが日本だからNIPPONで遊びたい!という気持ちは、とってもわかりやすいんじゃないかな!?と思うんです。
結構な重ゲーなので、3時間くらいは見込んで遊んだ方が良いとは思いますが、何度も遊んで、気持ちいい発展をしたい作品であります!
日本人ならNIPPONで遊ぼう!
結構、時間がかかるゲームなので、リクエストいただければ持っていきます。重いゲーム好きなら一回はやってみたいですよね!?平日の癖にゲーム会で重いゲームやりたいならこれしかないだろ!な重さです。
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