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迷ったらこれ!Vol.011 ドミニオン:陰謀 (Dominion: Intrigue)

待ってました!第二版!

というわけで、今回のまよこれはドミニオン:陰謀のお話であります!あくまで第二版の発売前なので、初版の思い出話とかドミニオンの素晴らしさとか!独断と偏見で書き連ねていこうかと思います!

「陰謀と印籠……似てるなぁ」こと星野☆船長がまたしてもお送り致します!

思い出補正含めても、陰謀は本当にひどくて何度も遊んでしまった覚えがあります。特に詐欺師と破壊工作員というレジェンドな破壊力を持つカードが登場したのが陰謀です。ああ、ちょっと思い出しただけでも本当にひどい。

基本情報

人数2-4人 (初版は基本とあわせれば6人まで可。非推奨)
時間40-60分 (カードの組み合わせによる)
発売2008年
言語依存度日本語版をおすすめします
ルールの複雑さ1ゲーム目で理解できる
遊ぶならどんな時?基本セットでの強弱がわかったら進みましょう

おもしろポイント

  • 破壊力の高いカードがたくさん登場!デッキが構築できない!
  • その後の拡張から考えると、実は地味な変化しかしていない!
  • 陰謀から買った?マジで!?それ、違うゲームってレベルだけど!?
基本セットと陰謀+海辺までが全て収納されている。重い……

紹介:純粋に発展させた拡張第1弾

どんなボードゲームでも、人気が出れば拡張セットが出たりしますが、ドミニオンはどうやら最初から拡張を狙ってカードがたくさん作られていた(らしい)のです。

なので基本セットが発売になった頃には既に陰謀のカードは存在していたようですが、ドミニオンは教育してプレイヤーを伸ばす必要があるゲームなので、最初からこのカードが入っているよりは、基本を遊び尽くしてから追加すべき……と考えられているように感じたカードばかりです。

新要素も一応ありますが、全てのカードがそうではなくほとんどのカードは新要素を含まないカードでした。新要素のあるカードは財宝でありながら勝利点でもあるカードやアクションでありながら、勝利点でもあるといったカードの要素を複合して持っている……という物だけです。

それ以外に変更はなく、複合したカードの取り扱い方のみが新しく増えました。増えたといっても、誰もが予想するとおりの取り扱い方なので、特にルールが難しくなったわけではありません。

それでは、船長が愛してやまない王国カード達を紹介しましょう。

ただし、ここで紹介しているのは「初版」の陰謀なので、第二版を買うとリストラされている場合もありますので、ご注意ください。

寵臣 (コスト5)

持っている棒で殴られると手札が落ちると思われます

え?こいつがトップに来る?こいつぶっ壊れてないよね?と思うかもしれないですが、好きな順なんで!ただただ好きな順なんで!
しかし、コスト5なのが残念過ぎるが、妥当なコストなんでしょうね。

+1アクション
次のうち1つを選ぶ:「+2コイン」;
「あなたは手札すべてを捨て札にし、+4カードを引く。
そして手札が5枚以上の他のプレイヤーは全員、自分の手札を捨て札にし、カードを4枚引く。」

寵臣のカード効果

寵臣ばっかり買うと手札に寵臣がいっぱい来るようになります。2枚以上ある時は、+2金を拾って、残り1枚になったら流してどんどんデッキを回転させる事が出来る紳士です。7枚くらい持ってると、流して4金確保してあと4金を財宝で頑張るくらいのイメージで8金に手が届くようになります。
アタックカードとしての側面があり、相手のカードを捨てさせて4枚に出来ます。他の人達も手が早くなるように見えますが、4枚でのスタートなので、若干の損があるのとゲーム中に良い手札を持ってるように見えた時に、思わず使いたくなってしまうのが寵臣です。

執事 (コスト3)

この3人の中の誰が執事なんだ……

え?こいつは特に壊れてない!?……好きな順なんで!船長が当時「つじちゃん」と呼んでいたカードです。

+2ドロー、+2コイン、手札2枚廃棄から1つ選ぶ

執事のカード効果

どれかしか出来ないという若干の効果が足りない感もありますが、序盤にこれを選ばせてもらえるのはありがたい。圧縮したい人は廃棄しまくればいいし、ちょっとお金足りない時にも、ラストもう1回引きたい時にも、執事さんならやってくれます。アクションがプラスされてないので、そこも惜しい!でも、つじちゃんは3コストなんで安いんです。

仮面舞踏会 (コスト3)

踊れ踊れ!

+2カードを引く
各プレイヤーは、自分の手札のカード1枚を選び、左隣のプレイヤーへ同時に渡す。
その後、あなたは自分の手札のカード1枚を廃棄してもよい。

仮面舞踏会のカード効果

自分は+2カードで、その後でみんなで踊ってカードを渡しあう……!要らないカードが回ってきたら最後に廃棄して切り捨てる。アタックカードではないのでカード交換はガード不可!とにかく狂ったカードだと思いますが、コスト3で手に入るという、まさに陰謀らしいカードで大好きです。本気で買う人は初手から2枚買いでは?

破壊工作員 (コスト5)

あのさぁ……「デッキ構築」ってどういう意味だかわかってる?

他のプレイヤーは全員、自分の山札からコスト3以上のカードが出るまで(上から順に)公開し、そのカードを廃棄する。
そのプレイヤーは、サプライからそのカードよりもコストが2以上少ないカード1枚を獲得してもよい。
公開した残りのカードは捨て札にする。

破壊工作員のカード効果

まさに破壊王。アタック以外の効果がなく、対戦相手のデッキの高コストカードをぶっ壊して安くしてしまう、属州なんて買うだけ無駄無駄無駄ァ!なカードです。このレジェンド妖怪っぷりに、うちではすぐに禁止カード入りしたので、本当に強いのかは謎です。おそらくクソゲーになるというイメージでいつもサプライに取り入れていないのですが、ドミニオンの多様性において破壊工作員は面白おかしく存在してほしいです。

第二版には破壊工作員はいないのですが、効果を読み替えれば使えるので、カード妄想して遊んでもいいんじゃないでしょうか。
(そういえば、昔はMTGやってる時に「これは極楽鳥のつもりで」と対決した事もあったなぁ)

その他も攻撃的なカードが多い

レジェンドクラスの破壊力で言うと拷問人もゴリっと強いし、初手から行けば、しばらくは早い(気がする)男爵など、基本から拡張するのに適した拡張セットでした。後に続く拡張も1つの拡張で増える要素が少なめになっていて、結果的にはドミニオン教育出来る順番になっている感がたまらんですね。

この2種のカード、ちょっとレアなんですが理由はわかりますか?

公式サプライ考察: 勝利の舞 (第二版)

陰謀を初めて遊ぶと公式サプライの一番上に載っているので、最も遊ばれた陰謀サプライかと思います。ドミニオン基本の時にも、どれを取っていけばいいんだ!?となってしまう方の為に、戦術紹介をします。
どれが強いのかはさておき、こんな風に取ってみてはいかが?というご提案として、ここは第二版のカードで考えてみています。

すまねぇ……これは初版の勝利の舞だ……

勝利の舞サプライ

  • 仮面舞踏会 (3)
  • 男爵 (4)
  • 鉄工所 (4)
  • 風車 (4)
  • 公爵 (5)
  • 廷臣 (5)
  • パトロール (5)
  • 身代わり (5)
  • 貴族 (6)
  • ハーレム (6)

その1:仮面舞踏会で圧縮しながら押し付ける

この画像は間違い

先程紹介した仮面舞踏会を使います。自分だけ2枚引いてから全プレイヤーは隣のプレイヤーにカードを渡す……手札が回ったら自分だけ1枚廃棄!しかも!仮面舞踏会はアタックカードではないので、回避不可能!

仮面舞踏会は序盤の回転率と圧縮が進みやすいカードですが、終盤になると渡したいカードがなくなるので若干アクションとしては死にます。つまり、仮面舞踏会を2枚買って、あとあと2枚揃ってしまったらポイ捨て狙い!というアホらしい行動も、なかなかいいかもしれません。

その2:鉄工所+風車

初版では鉄工所+大広間+偵察員

鉄工所は、基本セットの工房と同じくコスト4までのカードを獲得します。そして、獲得したカードの種類によって追加の効果を得ます。アクションなら+1アクション、財宝なら+1金、勝利点なら+1カードを引く……といった具合です。

陰謀の新要素は「アクションでありながら勝利点でもある」「勝利点でありながら財宝でもある」という複合要素のあるカードが登場してくるので、このコンセプトに最も沿ったカードが鉄工所です。

複合要素のあるカードを鉄工所で獲得すると、当然両方の効果をもらいます。風車を獲得すれば+1アクション、+1カードを引く事が出来ます。ゲーム終了時に1点で、風車自体はデッキの邪魔になりません。 しかも、2枚の捨て札をすれば+2金もされるのでお金の回転力が高くなります。

その3: 廷臣で金貨を獲得

廷臣とは関係ありませんが、願いの井戸も好きなカードです

基本セットの時に、ドミニオンとはとどのつまり3金3金2金以上が手札に入り続け属州を買い続ける事ができれば勝てるという話を書きましたが、そうする為には安定した金貨が必要です。廷臣は手札を1枚公開し、そのカードの種類の量に応じて「+1アクション」か「+1カードを購入」か、「+3金」か、「金貨を獲得」かを選択できます。どんなカードでも1種類以上あるので、出すたびに金貨を得られるし、手札に5金があるなら無理して獲得しなくても+3金を選べばアクションを使うだけで金貨と同じような扱いのカードです。こいつが複数入れられるなら、金貨がどんどん増えて属州も買いやすくなるでしょう。

その4:公爵+公領の緑一色

この2種を集めるのだ!

公爵は自分のデッキの公領の枚数がそのまま点数になる、一見して強いのかよくわからないカードです。基本セットで言う庭園のようにもりもりデッキに食べさせておけば、通常の属州攻めと十分に戦える点数が出ます。

ただし、公爵+公領戦法は場によっては弱いので、デッキを破壊してくるタイプのカードが他にある場合は狙わない方が身のためでしょう。

今回は鉄工所がいるので、銀貨を拾いやすい場なので狙えるかな?という気もしますが、公爵や公領を仮面舞踏会で取られてしまう可能性もあります。

その5:身代わり+風車で呪いを配布

橋が勝利の舞からいなくなったのは残念

身代わりは、改築の効果にプラスで獲得したカードによって変化があります。アクションか財宝を獲得した場合は次のターンにすぐ使えます。そして、勝利点を獲得した場合は呪いを配布します。

つまり、風車を獲得したら両方の効果が得られるので、風車は次のターンに使用できるし、呪いも配ります。風車は他の作戦のところでも使っているので、取り合いになるかもしれません。

身代わりのカード効果は、他の拡張と混ぜると処理がややこしくなる気がしますが、とりあえずこの場においては関係ないですね。

Instagramで検索!

#ドミニオン

ユニークな名前ではないので、他の物も混ざってしまうのが惜しい……英語の方も混ざってしまいますね。こういうのを見ると、タイトルはユニークにしなきゃいけないってよくわかる事例です。

Twitterでも検索!

Twitterは第二版予約の告知はいっぱいだけど、遊ばれてるのか不安になるレベルで画像がない……もっと遊ぼうよ!

https://twitter.com/codeNCardboard/statuses/1133842197193748480

さあ、まずは手に入れよう!

陰謀第二版はamazon、駿河屋どちらでも予約OKのようです。買わないと高騰するのはドミニオンの常なので、今のうちですよ?

10月までは、初版で遊んで待てばいい

初版だったらイエローサブマリン秋葉原RPGショップでの「平日の癖にボードゲーム会」で遊べます!
ドミニオンで遊びたいと言ってもらえれば初版を持っていくので、一声かけてください!是非遊ぼう!

Twipla最新情報
https://twipla.jp/users/sevenseas_blue

ドミニオン:陰謀 第二版 日本語版

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