【フライングゲームマーケット Vol.011】
久しぶりにアブストラクトっぽさのある2人用ゲームの紹介です。思えば11作……ゲームマーケットに出ている全体から考えたらまだまだ紹介出来ていない作品がいっぱいあるんだなぁ……道のりはまだまだ始まったばかりなんだなぁと、たった3年目で感慨にふけっている星野☆船長です!
それでは、さっそくご紹介!
目次
基本情報
ジャンル | アブストラクト風タイル配置 |
人数 | 2-2人 |
時間 | 10-15分 |
配置 | 2021秋 土 セ-18 |
価格 | ゲームマーケット特別価格1500円、通常価格は2000円前後を予定 |

おもしろポイント
- シンプルながら斬新な得点システム
- 別府さいさんによる美麗なアートワーク!特にパッケージはインパクト大!
- さくさく、じっくり、どちらの遊び方にも対応!
作者によるゲーム紹介
手番ではマーカーをランダムで取り、確認した後、2枚のタイルから1枚を選んで場に配置し、その上にマーカーを置くだけ。
ゲーム終了時に獲得点数の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
タイル配置による点数獲得と、マーカーによる駆け引きにより、シンプルなルールながら悩みどころが多く、奥深いゲーム内容になっています。
矢印の先にあるタイルの数字が得点となるシステムについて、複数のボードゲームカフェスタッフ様やゲームに詳しい方々から、「シンプルながら見たことが無い」との声を数多くいただいています。
ゲーム好きな方同士が対戦すると、アブストラクト寄りのプレイ感になります。
比較的点差が開きづらいです(よいことと言ってくださる方が多いです)
別府さいさまが担当されたアートワークが美麗で目を引き、ゲーム内容を知らない多くの方からも興味を持っていただいています。
ゲーム終了時のビジュアルも綺麗です。 コンポーネント全般がしっかり作られています。

船長の紹介
マーカーを秘密裏にめくってタイルと一緒に置く!シンプルで悩みどころの多いアブストラクトな風味の強いゲームです。
16マスのタイルを埋めながら自分だけポイントが高くなるように、それがバレないように置いていくのです。とはいえ、マーカーはランダム、タイルは2枚からの選択。極端に実力差はつかないと思います。
対戦専用なので、ボードゲーム会での活躍というよりは、誰かが訪問した時のおもてなし用かな?という作品です。小さな箱で省スペース、触り心地のいいタイルが入っていて、お値段聞いたらちょっと安すぎる!と思ったくらい。
軽く2,3回と遊べる話、ボードゲーマーじゃなければ全然OK。ライトな方にお勧めです。
独自解釈フレーバー
2体のドラゴンがいた。青のドラゴンと赤のドラゴンは春夏秋冬を彩る息吹を持っており、四季折々の神とされた。
ある村の小さな子が「どちらの息吹の方が、いっぱい花が咲くの?」と質問したところ、2体のドラゴンは自分の方がより花を咲かせる事が出来る!と、花を咲かせる争いが始まってしまったのだ。
人々を幸せにするドラゴンブレスで、自分のドラゴンを勝たせるのだ!
※これは公式のフレーバーではありません。
コンポーネント探訪
タイル

カラフルな仕上がりですね。数字は色々書いてあって、マイナス表記もあります。
マーカー

裏側はプレイヤーカラー。表にするとプレイヤーカラーのままもあれば、相手のカラーの場合も。x2が書かれている場合もあります。
ルール紹介
赤と青色のマーカーが各8枚、16枚のタイルがあります。
マーカーをめくると自分の色が描かれていたり、相手の色が描かれていたり、無色だったりします。
タイルは点数と矢印が書かれていて、ゲーム開始時に2枚配られます。タイルは裏向きで自分だけ見えるようにします。
マーカーは中身を見てはいけませんが、タイルは自分だけ中身を見ます。
手番が来たら……
自分の番が来たら、以下の事をします。
- マーカーを1枚めくって自分だけが見る
- 2枚のタイルのうち、好きな方を選んで場に出し、その上にめくったマーカーを裏向きで置く
- 置く時は、既に置いてあるタイルの縦横斜めのいずれかにつけて出す。最終形は4×4の正方形になるようにしなければならない。向きは数字を合わせる
- タイルを1枚手札に加える
点数計算
マーカーを全てめくり、全てを表にします。
表面に書かれたマーカーと、その下にあるタイルの矢印を見て点数が決まっていきます。
マーカーの置いてあるタイル自体ではなく、そのタイルに書かれた矢印の先にある点数を獲得します。
また、マーカーにはx2とついているマーカーがあり、これは点数が2倍になります。
点数計算後、より高い得点のプレイヤーが勝ちです。
動画でも遊ばれているようなので、こちらもご覧ください。
実際に遊んでみた
サクサク終わるゲームだったので、2回ほど別な相手とやってみました。
第1戦目
クローズなゲーム会にて、常連のトールさんと対戦。ルール説明はサクサク。すぐに対戦開始!
どうしたらいいのかがあんまりわからないのと、引いてくるマーカーがキラーな感じにならないので、お互いどうしよっか?みたいな感じでタイルを置いていきます。
なんとなくですが、中央に高めの点数を置いておいた方が取りやすいのでは?という印象があって、そんな感じで置いていきます。とはいえマーカーの引きもあるので気が抜けません。
そして、案外すぐに決着。

一応、置いたマーカーはゲーム終了まで見られないというルールで遊んだ為、ミスったのでは?と、途中からお互いが自分の事を信じられなくなってしまう事態に。
凡プレイだったのかボードゲーマー同士の熱い戦いだったのか……もうちょっと語りたいところでしたが、時間の都合上、ここはいったんおしまいに。
遊んだ感想は「置いたマーカーを忘れる」でした(つまらないという意味ではなく、自分達の記憶力がひどいねという感じです)
トールさんとしては「マーカーは全部から選択出来る方が良い」との事。それは拡張ルールです!
第2戦目
今度は、仕事が終わってから対戦!
引きがいいのか悪いのか……マーカーに恵まれなかったり、タイルに恵まれなかったり……そうは言ってもこちらは二戦目。もはや負けるわけもない!
普段なら青が船長だけど、なんか配ったら赤プレイヤーになっちゃったので、ちょいと腕試しでいいやって気持ちでゲーム開始。
対戦相手はボードゲーマーではないので、ちょいちょい考えながらで試合が運びます。
やはり最初から真ん中に高得点を置きたいという気持ちで行くのですが、赤マーカーをとにかく最初に引いてばかり……後からx2を引くタイミング次第ではキツいなぁ……
上手く取れないタイミングで真っ白マーカーを引いてしまったり、相手のマーカーを引いてしまったり、肝心なところでダメダメに進行してしまいます。

まあ、結果で言うと接待しちゃった感じです。悔しい……
素人考えで、ここがこうならもっと好き!
シンプルでルールが完成されているので、何か追加する以外方法がないのですが……思いつくのはUNO FLIPのようにタイルが裏返ったら別な点数や方向に置き換わるくらいですかね。
ガチ感が強く出るアブストラクト風ルールを追加していくのもいいですが、もっと笑えるゲーム展開になっちゃう追加要素は面白いんじゃないかな~って……いや、まあ素人考えなんですけども。
ペンギンかんぱにの紹介
制作者1人のサークルです。昨年10月に占い師にボードゲーム制作について占ってもらったところ、「すぐに始めた方がいい」と言われ、今に至っています。
構想中2点(粗削りながら、テストプレイでは好評)
土曜日はセ-18へ!
今回紹介したシキ-Shiki-は、ゲームマーケット2021秋 土曜日のセ-18まで行ってみて、現物もよく見てみましょう。1500円なら十分お値打ち価格だし、ゲーム会の時間調整にもぴったり。2人用だからボドゲカフェでちょこっと遊ぶのも良いです。
船長が埼玉県とかいう田舎でも都会でもない微妙な場所に住んでるので、今回はなんとゲーム自体を送っていただいてのレビューになりました。
もし、送っていただけたら船長としてはめちゃんこ嬉しいです……!絶対レビューしちゃいます。
時間的にも今回はもう無理ですが、次回のゲムマの時に、もしもそんなレビューでもOKであれば、是非送っていただければなぁ……なんて思います。