か行 カードゲーム フライングゲームマーケット ボードゲーム

8枚の手札を読みあって戦うカードゲーム【群雄割拠】をフライングで遊ばせてもらった (GUNYUU KAKKYO)

【フライングゲームマーケット Vol.010】

ゲムマ秋に向けて準備が進んでいるかな?船長はまだカタログを見る事もなく情報収集も我慢してます(一気に見て決めたいのと、見てるとすぐに欲しくなる病が発症してしまう為)

今回のゲムマも気になったゲームリストを作りたいと思いますが……前回も気になるだけで100個近くになってたと思うので、いやはやどうでしょう。

今回は能天気堂さんが製作した、シンプルながらも読み合いだらけのカードゲーム【群雄割拠】を紹介していきます。

基本情報

ジャンルサバイバル心理ゲーム
人数3-6人
時間30-40分
配置2021秋 土 エ-05 予約可
価格2,000円(ゲムマ価格)

ゲームマーケット公式: 群雄割拠

【子供の頃、よく見た絵柄……】

おもしろポイント

  • 全員が全く同じ8枚の戦略カードで勝負!
  • 毎ターン1枚縦か横に伏せるだけのシンプルなルール。
  • 相手の伏せ札を読んで生き残ろう!

ゲーム紹介

全員が同じカードを手札として、生き残りをかけて戦う戦略心理ゲームです。

このゲームのルールは、手番が来たら手札から1枚を縦か横に伏せ、全員が伏せたら効果を発動するというシンプルなものです。

ゲームの肝になるのは、8枚の個性的な戦略カード。

横に伏せるカードには矢印が書いてあります。

左右のプレイヤーを対象に攻撃を仕掛けて脱落させたり、協力して点数を得る事ができます。

縦に伏せるカードには防御、反撃、得点などの効果があります。

相手の伏せカードを推理し、最後まで生き残りながら点数を稼ぎましょう!

船長の紹介

8枚のカードで攻撃したり防御したり、お互いの利益になるようにしたり、盗んだり……お互いの利害が一致出来ない感じと、残ったカードから展開を読んでいく楽しさはシンプルだけど楽しい!

カードのイラストはどことなくコミックボンボン感があって懐かしいのと、ちょっときくち正太っぽい単純に好きなテイストのイラストでもあって、遊ぶ前からワクワク。

サクサク遊べるようにも見えますが、ラストの2,3枚になると全部の展開を読んで出したくなってきて、よーく考えてしまいそう。最後は読みきれない部分もあるので、いい塩梅です。

3-6人という人数の幅が広めなのも良いところですよね。ゲーム会に持っていきやすいです。

ルール動画

【字幕があるから、音が出せない環境でも見られます】

ルール紹介

説明の画像を見てもらった方が早いと思うので、こちらをご覧ください。

ゲームの進み方

スタートプレイヤーから順番に、8枚のカードから1枚選んで、縦か横にして伏せます(横向きの場合には裏返した時の状態がどっちなのか気をつけましょう)

全員が伏せたら、一斉にオープン!

それぞれのカード効果が実行されて、撃破や点数を奪うなどが全て実行されます。

以下の条件が満たされるまで続けます

  • 1人だけ生き残る
  • 全員撃破される
  • 手札を使い切る

3ラウンド行い、点数が高いプレイヤーが勝利します。

カード紹介

【突撃&挟撃。どちらも隣プレイヤーを撃破出来る】

突撃と挟撃は横向きで出すカード。矢印の向きのプレイヤーを撃破出来る(撃破=そのラウンドからの脱落)

挟撃の場合は左と右に攻撃しますが、攻撃先のプレイヤーが挟撃で挟まれていないと撃破出来ません。2人の場合、突撃と同じ効果になります。

他のカードも横向きに出した場合は攻撃、縦向きに出すと防御の傾向があります。

【略奪&巡回。ポイントを奪う略奪と、略奪専門で無効化する巡回】

略奪は横向きで出すカード。矢印の方向にいるプレイヤーからポイントを奪います。巡回は縦向きに出すカードで、略奪を無効化して逆にポイントを奪うカウンターのカードになります。

【迎撃&隠密。どちらも防御効果】

迎撃は縦向きに出すカードで、撃破を無効化して返り討ちにします。突撃や挟撃で挟まれても相手を撃破するカウンターのカードです。隠密の場合はカウンターせずにただ無効化だけします。

隠密のいいところは、縦で出しても横で出してもOKというところですね。

【税収&交易。どちらも効果は平和】

税収は縦向きに出すカードで、他者に影響なしでただ自分が3ポイント獲得するだけのカードです。交易は隣り合ったプレイヤーも交易を出していればポイントを多くもらえます。

【ラウンドマーカー】

今が何ラウンド目であるかを示し、カードに書かれた?のポイント数も決まります。1ラウンド目は2点、2ラウンド目は3点……と、だんだんもらえる分量はあがっていきます。

実際に遊んでみた

というわけで、七つの海ボードゲーム会 (クローズ版)にて、まずは船長含め4人でプレイ。

何を出したらいいのかさっぱりわからん……!1枚目から死んだりしないよね?と思いつつ。とりあえず何を出そうか考え中……

【いきなり突撃出したらまずいんかなぁ……】

ちなみに、全員が3ポイント獲得する状況でした。やっぱりいきなり刺したりはしないんだなぁ。そして手番は船長から他の人へまわっていき……最初のスタートプレイヤーを余裕で超えられるとすると次は最後の手番になるからラッキー!

次からは相手の様子を見てカードを出せるね!と思ったら、周囲から不穏な横向き配置が置かれ……えー?挟撃だったら刺されるよね?いや、そもそも突撃かもよ?という気持ちが強まり、迎撃を使用してしまいます。

結果は交易……あー、そうね。ポイントほしいよね?うん、まあしょうがない。あれ?という事は船長が交易をしてもほとんど儲からない?

進み具合に応じて出せるカードが減っていくだけでなく、周囲の状況で強かったカードがゴミ手札になってしまったり……特に挟撃と交易はそのきらいがあるので注意が必要です。

【一斉にめくっているところ。奥にガチャピンが……?】

4枚目あたりともなるとついに突撃をくらったりで撃破されるプレイヤーが登場。なるほど、負けてしまったらそれまでか……撃破されてしまったら、ラウンド終了までしばらく待つ事に……誰だ!撃破されたのは!船長だよ!

最初20点のチップがあって、そんなに点数行くのかなと思いましたが、普通に行くような感じです。

2ラウンド目からはアグレッシブに行くぞ~!刺されないようにしつつ刺すぞ~!しかし、早めに刺してしまうと、相手に攻撃する手段が減るので進撃を続けるのが難しい状況になってしまう……

ああー、なるほどなぁ。刺されてる場合じゃないな。

そして、誰が勝ったのか……!お、船長の勝利じゃないですか!知ってますよ、このパターン!接待ですよ!

小休止

一戦楽しんで、メンバーチェンジで一瞬だけ船長が場を離れラマを遊んで……その間も群雄割拠で参加者はみんな遊んでもらいました。魅力を知らなきゃ買わないよね!と思うのです。

絵本はネタバレが最初になければ誰も買わないという話を聞いた事があって、ボードゲームもそうだよなぁと思っていたので、是非みんな体験してもらいたい!という気持ちでメンバーチェンジを提案してみました。

再戦!

そして、もう1回船長も入って第3戦。席順というか、隣りに座っている人の傾向で出したいカードが変わるかな?と思ったのですが、結局似たような配置で座ってしまい……ううーん、よく考えてから座れば良かった。

そして、交易噛み合わない!隠密噛み合わない!隠密使ったからもう避けられない!どうしようもありませんね!

【勝った記念にパチリ】

素人考えで、ここがこうならもっと好き!

長考になってしまう場面が多く登場してしまうかな?と感じたのですが、これは解決しない問題のように思うので、そこはまあしょうがないとして……どうしても撃破された後が寂しいですね。撃破されてしまうと何も出来なくなるので、ただ待つだけになってしまいます。

あまりアレンジされていない人狼で3日目に死んだ後、終わりを待つ感じというか、ラーで早上がりしてしまって、ただただ相手がバッグからタイル引いてるところを見ている感じというか……そういう部分があるゲームだと思います。

待っている間も何かしら出来たらいいのになぁって思いの受け皿が欲しいところです。

ただ、読み合いとして面白いし、噛み合わないとキー!悔しいー!(キャッ党忍伝てやんでえのコーン守)するのは楽しいので、なんかあったらいいのにって気持ちと……多分、このカードを裏返す時に上手く裏返さないと、方向を逆にしてしまって思ったのと違う人が脱落してしまうかも……?

その辺はルールにはあまり詳しく規定されていないし、結局効果が発生するのは間違いないわけでちょっとした事といえばちょっとした事ですが……

とにかく言えるのは、完成しているから大丈夫!という事です。

あと、小さな事ですが、タイトルが「群雄割拠」だと検索では遊戯王が先に出てきちゃうかなって……一応、探す時に「群雄割拠 ボードゲーム」とかでやれば大丈夫なようですが……ユニークな名前をつけなければいけないかも?と感じました。

能天気堂の紹介

マイペースに色んなジャンルのゲームを作ってみたいなあと、何となくで付けた名前です。

そんな感じで作ってきたら、なんと次回で4回目の出展となりました。

本当にまとまりなく色んなジャンルのゲームを作っているので、是非そちらもチェックして頂けたら幸いです。宜しくお願いします。

Twitter: https://twitter.com/noutenki_bg

他の作品紹介

もう何度かゲムマに参加されているそうで、他にも作品を発表されています。ここでは簡潔に紹介しておきます。

半協力ポーカー『儒の心』

ゲームマーケット公式: 儒の心

  • 両隣のプレイヤーとの間にカードを配置し、協力して2つの役を作ります。
  • 最終的に低い方の役が、自分の得点になります。
  • 人に譲る事で効果を発揮する孔子カードや、人からカードを譲ってもらう性善性悪カードなど、特殊なカードがゲームを盛り上げます。

創作名前当てゲーム『私の名前は○○です』

ゲームマーケット公式: 私の名前は◯◯です

  • 手札の漢字カードを使って、苗字と名前を作ろう!
  • 名前が出来たら自己紹介タイム。遠回しに自分の名前を伝えよう!
  • 解答タイムで、苗字と名前を当てたプレイヤーは得点が貰えるよ!

遭遇リアクションゲーム『未知とのエンカウント』

ゲームマーケット公式: 未知とのエンカウント

  • プレイヤーはそれぞれ自分のお題を持ちます。
  • 自分の番が来たら、それに遭遇したリアクションを無音で演じます。
  • どのプレイヤーがどのお題に遭遇したかを推測する、大人も子供も楽しめるパーティーゲームです。

レース&エリアマジョリティ『フライング・ドワーフ』

ゲームマーケット公式: フライング・ドワーフ

  • 手札の数字カードを使って、ゴールを目指すレースゲーム!
  • マスでのバッティング要素や、土地を開拓して領地にするエリアマジョリティ要素!
  • カードゲームのようなアイテムカードの掛け合いも熱い、戦略的レースゲームです。

他のゲームでも遊んでみた

製作者のもりさんとその他3名で、余った時間でニュクトフォビアをプレイ……ホラーゲームで殺人鬼の船長が接待しまくりでした。

【見えない……!】

1vs多で遊ぶボードゲーム版DbDというか、鬼ごっこです。え?DbDを知らない?Dead By Daylightの事ですよ。

視界が阻まれ、何も見えなくなるサングラスをかけた逃走者と、それを追いかける殺人鬼のゲームとなっていて、殺人鬼はほとんどGMのような感じです。

視界がない中でも、逃走者同士は声をかけあって情報共有して車で逃げましょう!という、ほとんどDbDだろ?と思うようなゲームではあるのですが……殺人鬼のカードを引いても引いても演出条件の都合でもりさんの名前を呼ばせてもらえず、残念……!

殺人鬼なんてとどのつまり接待役……!全員を呼びたかった……!

なかなか開けられないゲームを開けたので、ニュクトフォビアで楽しんでいただけていれば何よりであります。新しいゲームのアイディアとかにつながってほしいなぁって気持ちも結構あったり。

ゲームの結果は、見事に逃走者の勝利!(ていうかニュクトフォビアのルール通りだと、どう考えても逃走者が有利で勝てない……)

ホラー好き、DbD好き、接待好きな船長としては、このゲームはたまらんです。

もりさんは、最初に攻撃をくらってしまう、ホラー映画的には悲惨だけど生き残れそうなポジションを確保。石を投げて殺人鬼を惑わせたりと活躍しておりました。実に堅実なプレイ感……船長はこの読み合いにも負けたのか……!く、悔しいッ!

ゲムマ2021秋、土曜日はエ-05へ

お手軽で遊びやすく、読みあって噛み合わない感じが楽しい群雄割拠は土曜日のみ!イラストもボンボンっぽくて良い感じ。是非エ-05まで行ってみてご確認ください。お取り置きフォームもあるので、是非ご予約をどうぞ。

価格もお安く抑えたとの事なので、この機会を逃してはなりませんぞ!

にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへ
にほんブログ村 ゲームブログ アナログカードゲームへ

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です