さ行 ボードゲーム 迷ったらこれ!

迷ったらこれ! Vol.019 四国 (shikoku)

エスノスじゃないよ!

こんにちは!「つぎねぷと言ってみる?」こと星野☆船長です!最近、特にネタがマイナーになってきて誰もついてきてない感がある……前回はNIPPONを紹介したので、今度も日本の地名がついた作品で行きます!他にも日本が題材のゲームはあるんですが、とりあえず持ってるのから行こうという訳です!

この間、遊ばせてもらって面白くて面白くて……つい、買ってしまいました!

基本情報

人数3-8人
時間40~60分
発売2019年
言語依存度なし
ルールの複雑さ1ゲームからすぐに出来る
遊ぶならどんな時? 悟りたいが、八十八ヶ所をめぐるのが面倒くさい時

ボドゲーマ: 四国
BoardGameGeek: Shikoku

さあ、33段上るんだ!

おもしろポイント

  • 走れ!しかし、走るな!
  • 手番を操らないと、トップを走らされるぞ!?
  • 最下位は当然だが、トップもダメ。真ん中も実はダメだ!

独自解釈ゲームフレーバー

物事には中庸であれ……!東洋哲学を体現する為、八十八ヶ所巡りをする探求者……最後に待ち構えていたのは33段の階段だった。上り詰めた者は悟りが得られるというので階段を上りはじめた探求者。だが、上ろうとする心の中で繰り返される「物事には中庸であれ」という言葉。そう、1位ではダメ、そして最下位でもダメ……物事には中庸であれば良いのだ。上から2番目か下から2番目になるように、急ぎながらゆっくりと進むのだ……!

上る!上る!オレたち!

中庸とは

儒教の中心的概念の一つだそうです(Wikipediaからの薄い知識)

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という考えですかね。中途半端や平均とはちょっと違うようで、なかなか掴むのは難しいですが……このゲーム「四国」にとっての中庸は「上から2番」か「下から2番」である事で勝ちです!2位じゃダメなんですか!?→ダメです!と言われていましたが、これは2位が良いゲームです!

ゲームの準備・進行

最初にカードは3枚配られる

1~33までの数字が各1枚ずつ書かれたカードが3枚配られます。カード下段には下駄が描かれていて、カードを出したらその分だけ階段を上れるようになっています。

山札からプレイヤー数のカードを引いて裏向きで置き、プレイヤーコマを乗せた後で裏返し、最初の順番を決めます。カードを昇順に並べ直します。

カードを公開する

プレイヤーコマの乗ったカードの小さい順に、手札から1枚カードを出します。公開したカードは、誰が出したのかわかるように順序を決めたプレイヤーコマを動かして置きます。

カードの名前は真言カード……つまり、プレイヤーは真言を唱えながらこの階段を上るようです。ぎゃーてーぎゃーてー言いながらという事でしょう(それは仏教では?)

のぼれ!

男坂
画像は「男坂」(車田正美作)より。ジャンプ+でも読めます!

ちなみに、男坂は連載がまだ続いてるんです(完全に無関係)

そんなわけで上るわけですが、上る順番はカードの数字が小さい順になります。上るのはカードに描かれた下駄の数になります。しかし、中庸である事が求められます。数字が2番目に低かったプレイヤーと2番目に高かったプレイヤーは、上りません。

上りたいような上りたくないような、ダンゴ状態

カードを取れ!

全員が上ったり上らなかったりの処理が終わったら、最後に一番小さいカードを出したプレイヤーは山札から1枚カードをもらって手札を3枚にして、一番後の手番に行きます。残りのプレイヤーは出したカードの小さい順に、前回出したカードから1枚補充して手札を3枚にします。

1枚だけカードが場に余るので、それを箱に戻します。ゲーム中には戻ってきません。

つまり、場や手札のカードは、だんだん把握出来るようになってくるんです!

3つの動作を繰り返していくと、いずれ33段目に到達するプレイヤーが出てきます。33段上ってしまったら、まず中庸でないので、上りきったプレイヤーは全員負けです。上りきらなかった中で一番上っている人が2番目のプレイヤーになるので勝利です。同じ段に複数いたら、全員が勝利です。一番上らなかったプレイヤーは中庸でないので負けです。下から2番目になったプレイヤー達は勝利です。それ以外の真ん中の段にいるプレイヤーは、中庸ではないので負けです。

中庸とは言うものの、後手番が良い

基本的に後手番は有利です。誰を走らせ、誰を走らせないのかを決める事が出来ます。いつでも後手番が取れるわけではないし、同じようで違う思惑の人がたくさんいるので、一番最後の手番以外は信用ならない状況が多いかなと思います。一番前にわざと走っていって、次の手番で最後になっておく事も重要だったり、出回ったカードを覚えておくのも大事です。

置いてけぼりをくらわせるか

走らせない人を決めてしまえば、ある程度でブレーキをかけておくだけで後ろから2番目にはなれます。ただ、カードの状況によっては置いてけぼりのプレイヤーが1や33など、絶対上るカードやその数に近いカードで無理に上っていく事もあります。

誰かをただただ走らせる

1人以上が33段に達してしまえばゲーム終了なので、誰かを無理に走らせてトップにさせ、自分は2番手になるようにほどほどに走るというのも、出来ると美しいでしょう。

混戦が一番面白い

人数が多くないと、四国は楽しめないです。MAX8人なので、是非8人でチキンレースを楽しんでもらいたいですね。思惑が絡むと、ほとんどの場合うまく行かないという楽しさは、ニムトと同じような楽しみ方かな?と思われます。

ニムトよりはなんとか操れるかも!軽いプレイ感で楽しいですね。ゲームの結果としては、2,3人が負けて残りは全員勝利というパターンが多かったです。1人で勝ち抜けというよりは、なんとなくみんなで負けないようにして押し出されたり止められなければ勝てる感じがしました(5回くらいしか遊んでないけど)

上る気まんまん

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Instagramも検索したかったけど、タイトルが普通すぎてヒットが難しい……

さあ、みんなでお遍路だ!

ここまで読んだら、四国に行くしかないんじゃないですか!?行くのが大変なあなた!秋葉原で大丈夫です!平日の癖にゲーム会はリクエストを受け付けているので、四国を持ってきて!と言ってもらえれば、持っていきます!

四国

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