縮小再生産とデッキ構築!
ゲーム会に来た時、何遊べばいいのか迷ったらこれ!今回はビール侯爵です。「このゲームは、紹介するのが何より楽しい」こと星野☆船長です。
拡大再生産のゲームはよくありますが、ビール侯爵はゲーム終了する時に縮小させないといけない不思議ゲームです。
目次
基本情報
人数 | 2-5人 |
時間 | 90~120分 |
発売 | 2010年 |
言語依存度 | なし |
ルールの複雑さ | 1ゲーム目で理解できる |
遊ぶならどんな時? | ビール好きな人達と |
ボドゲーマ: ビール侯爵
BoardGameGeek: Fürstenfeld
おもしろポイント
- 謎ジャンル!縮小再生産+デッキ構築!
- ビールを売りたいのか、銀行で儲けたいのか!
- 絶対に働きたくないでござる!
独自解釈ゲームフレーバー
むかしむかしあるところに、広大な敷地を持つ貴族がn人いました。彼らは一様にして「働きたくない」という口癖のあるダメな貴族でした。しかし、働かなければ今の生活は続けられません。
広大な敷地にはビールを作る為に必要なホップや小麦、清水などがあるので、これを売っていれば今と同じ生活は出来るけれど、さらに働きたくないでござる!と思い立ってしまったn人の貴族は敷地内の改造を考えました。
敷地からもっとホップや小麦、清水が取れるようになれば儲かるかも……色々な資材を仕入れる為の建物を建てたらもっと早くなるかも……銀行を作れば不労所得が出来るかも……宮殿建てて観光地にしたら儲かるかも……
貴族の最終的な目標は「働かずに生活できる大きな家を建てて、死ぬまでぐうたらする事」です。決められたスペースに決められた宮殿を6つ作ってください。
ちなみに敷地を買って増やすなんて事は考えにはありません。6つのスペースだけを使います。外に出ていくなんてとんでもない!
働きたくない貴族達はビールの素材を売る者達から、ただただビールを飲んで過ごす者達になる為に頑張る事にしたのです。最も働かなかった者に与えられる称号……ビール侯爵を目指して!
緑色のゲームデザイナーです
ゲームデザイナーはフリードマン・フリーゼさん。頭文字がFで始まるゲームにこだわったり、ゲームの箱を全て緑色にしたり、何かと奇妙なこだわりのある方ですが、ゲームデザインはいつも秀逸です。船長も好きなデザイナーさんの中の1人で、ビール侯爵以外にも電力会社、ファクトリーマネージャーといった重めのゲームから、2人用のファミリア(旧版)やファストフォワードシリーズも持っています。遊ぶチャンスに恵まれないゲームもあるので、リクエストして欲しいですね。
フェイズが特徴
フリーゼのゲームは重めのゲームでは特徴があり、だいたいのゲームでフェイズが独特です。1つのゲームの中に複数のラウンドがあり、ラウンドの中に決められたフェイズが5つくらいある……そのいくつかのフェイズが終わると次のラウンドが始まるというパターンが多いです。
フェイズの中でプレイヤーの手番が変わったり、逆順に処理したり……最初の数手は、次に何やるんだっけ?と思いながら遊ぶ事が多いです。
それって難しいんじゃないの?とお感じになるかもしれませんが、そんな事はないです。ルールブックにちゃんとフェイズ内で何を処理すべきか書いてあるので、誰かがフェイズ進行を先導していれば失敗しませんし、サマリーのカードがついてくる事もあるので、それを見ながら1ゲームやればもう大丈夫!となる事が多いです。
ビール侯爵の場合はフェイズが6つ
フェイズが6つに分かれていて同時行動や順番に行動したりとややこしい感じはしますが、同時アクションの部分がサクサクなので体感的には短めに感じます。
と、こういう事を言うと時間のかかるゲームを簡単に出来るよ感が強まるので、サクサク進む事が多いくらいにとどめておきます。
攻略というかなんというか
重要なステップは不労所得に移行する事
途中から銀行や観光地といった、お金を得る手段に商売が必要なくなるタイミングが出てきます。これらの産業を上手く活用しないと宮殿を建てる為の金が足りなくなります。しかし、宮殿は早く建てないと価格があがってしまうので、あまりお金を増やす事にこだわっていると勝てなくなってしまいます。
何より重要なのは「ゴミ屋」か?
ドミニオン好きな船長としては、圧縮プレイは必須かな?と思うので、やはりゴミ屋が最重要かなと思います。
引く必要がないカードを減らさないと、最終的に宮殿を建てる為の手札が来ないのでクリアできないという悲しい結果になってしまいます。不要カードは途中から増えてくるので、ゴミ屋を使って捨てるのはかなり重要です。
宮殿の番号
ドミニオンと違い、ビール侯爵では山札のシャッフルが起きません。なのでデッキの回転がされる時、宮殿の番号がわかっているのといないのとでは結果が大きく異なります。どの順番で宮殿を捨てたのか、二度目に引く頃には建てられるのか……そのあたりをよく考えて捨てると良いでしょう。
私、気になります!
船長、このゲーム結構好きなのですが、現時点で気になる事が2つ……いつも同じデッキを使うのでゲームの多様性がそれほどないのでは?という点。何度か遊ぶと底が見えてくるゲームのように思います。
もう1つが、箱の大きさと中の仕切りがちょっと納得行かない感じなのです。
まず、このサイズの箱である必要がなく、ボードのサイズに対して仕切りが全く合わないので、もう少し考えて仕切りを作ってくれればいいのに……と思うのです。
最近はあまり見かけませんが、たまに収納の仕方が気になってしまうゲームはありますね。
Instagramで検索!
日本の検索結果は船長自身の物が出てくるようです……もしかして、ビール侯爵でみんな遊んでないのか!?面白いのにィー!
Twitterでも検索!
いやはや、結構遊ばれてるじゃないですか。とにかく題材が良いです。
さあ、働くのやめようよ!
イエローサブマリン秋葉原RPGショップでの「平日の癖にボードゲーム会」で遊べます!ビール侯爵で遊びたいと言ってもらえれば持っていくので、一声かけてください!
最新のゲーム会情報はTwiplaからご確認いただけます。
Twipla最新情報
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