あ行 ボードゲーム 突撃!隣のボドゲ卓!

突撃!隣のボドゲ卓! Vol.007 インペリアル2030 (IMPERIAL 2030)

軍靴の音が聞こえる……?

今回も、遊ばせていただいたゲームを紹介していきます!「『両方』やらなくっちゃあいけないのが『幹部』のつらいところだな!」こと星野☆船長がお送りします!

基本情報

人数2-6人
発売2009年
時間180分~
言語依存度タイルにちょっとだけなので、問題なし
ルールの複雑さ1ゲーム目で理解できる
遊ぶならどんな時?どっぷり遊びたい仲間達と1日を贅沢に使って!

考える事はいっぱいだ

夜8時……3名のボードゲーマーが集まり、インペリアル2030で遊ぶ事になった……最初から重たいゲームという事はわかっていたが、まさかこんな事になるなんて……

セットアップ直後。ただの世界地図じゃあないか

おもしろポイント

  • 完全にガチな戦い!一手を無駄にした者は這い上がれない!
  • スイス!絶対にダメ!
  • 戦いは現場で起きていない!お金が全てです!
ブラジル、こんなに債権持ってるのに実権なし……

独自解釈ゲームフレーバー

2030年、世界は核の炎に包まれた。かろうじて被害の少なかったロシア、中国、インド、ブラジル、アメリカ、ユーロ諸国は世界の覇権を握る為にここぞとばかりに進軍!進軍!また進軍!支配地域を大きくして徴税していた。

一方、プレイヤー達は神々の遊びに興じる大金持ちである。各国の債権を買い、国の実権を握りながら、より大きなお金を得る為に暗躍する。多くの金を手に入れた者が世界を操る覇者となるのだ!

※独自解釈ゲームフレーバーは公式ではありません。

ベルリンを目指している?ウクライナを占領したロシア軍

生きる事は戦う事さ

20時からゲームの説明を受け始め、ゲーム開始は約30分後……ルールが難しいという事はなかったですが、何をどうすればいいんだろう?と思いつつスタート。

船長はロシアとブラジルが最初の支配国。最初からある港から戦車隊をドバドバ出していって、さっそく日本を獲得……2030年には日本はロシアになってしまうのですね!?

お隣の韓国は中国にサクサク占領される始末。そしてロシアvs中国の代理戦争的な場所に?結果で言うとなりませんでした。お互いで分けていきましょう的な平和なノリで。しかしターンが進めば進むほどに占領地が増えて戦火は広がっていき、ついにボード中心にあるアフリカもアメリカ、ユーロ、そしてインドで乱闘寸前の状態に……!

ロシア、ブラジルの実権を握っていた平和な頃

本当の戦いは現場で起きていなかった

インペリアル2030のシステムでは、軍隊の移動や軍備の強化などをする他に徴税を行って国のお金が潤ったり、投資家が国の債権を買って影響力をマシマシしたりします。債権を一番買っているプレイヤーが国の実権を握って軍隊を好きに動かしたりするので、船長は調子に乗ってインドの実権をゲットしました。

東南アジアからオーストラリアに攻め込むチャイナ

世界を印度にしーてしまえ!(しつこい)

さらにロシア軍、ブラジル軍でアフリカやイラクあたりに侵攻しようとしていたところ、なんとロシアの債権を他のプレイヤーに買われてしまう!?

日本を占領しようとするロシア

あれ?船長の国、なくない?

なくなくなくなくなくなくない!?戦車工場だって泣く泣く(国の)お金払って建てたのに!

軍隊だって船に乗せてフィリピンくらいまで侵攻していたのに!途中からロシアは自分で操作できなくなってしまったのでした。

インド、ブラジル軍はアフリカ獲得と徴税を目指していくが、ブラジルにも他のプレイヤーが参入。見事にブラジルも買われてしまう……

国の実権が握れなくなってしまうとスイスがしばらく助けてくれるようですが……いや、このゲームは実権が握れてないとダメなんです……

手番が来ないんです……20分くらい暇な時間を過ごしまして、実権を取り返しまして……よっしゃあ!またブラジルと手を組んで頑張るぞい!

船長の国、なくない?(15分ぶり、2回目)

そうなんです。インペリアル2030は立ち回りが下手だと国をまた取られてしまうんです。6人まで遊べるという事は、6人で遊ぶと実権を握れなくなる人達が複数名現れるのではないかと思われます。

ああー、しくじった!と思っても、またしばらく暇になって……インドでもう一回世界を目指そうか!と復帰しました。

でも、この差を埋めるのは厳しいです。見事に3位!そして、恐ろしい事実に気づいたのです。

深夜1時まわってる!

つまり、5時間遊ばせてもらった事になりました。うひー、激重!超贅沢!こんなに長いゲーム久しぶりにやった気がするぞ!?フンタ以来か?

アフリカに行きたいのに船がないブラジル軍

システム的なおもしろポイント

1:ロンデルシステム

輪の部分がロンデル

行動はロンデルという輪をぐるぐるコマが回ってアクションをしていくシステム(ナヴェガドールと同じような仕組み)です。なので、ロンデルをちゃんと見れば、他の国の行動はなんとなくわかる……はず?

2:個人資金と国の資金は別

ボードの下部が債券置き場であり、国の資金も置かれます

お金の管理として、個人資金と国の資金は別物になっています。軍を強化したり、工場を建てたりするのは国の事業なので国がお金を出します。個人資産は債権を買って国にお金を与える為にあります。
債権を持ってるので国が徴税すると個人資産に一部のお金が来ます。意味がわかると怖い話的に、からくりがわかると実権を取らなければ!と躍起になってしまうわけです。

個人の資産は隠してOKですが、国の資産は公開情報なので「あの国、金持ちだなぁ……債権持ってれば徴税で儲かるなぁ……」なんて邪な事を考えながら遊ぶのです。

感想

おああー!難しい!色々な一手が選べるゲームは難しいですぅ……運要素もないので運で勝てない!つらい!(船長のステータスで一番高いのは運の良さ)

面白かったのでもう1回やりたいけど、5時間は大変!ゲームの長さとしてもう少し短く遊べるんだったら、もっとお好みのゲームになる気がします。長いゲームが好きなのかな?

遊んだ場所

Instagramで検索!

#imperial2030

たくさんの方が遊んでますが……海外では何故か猫と一緒に遊んでいるようです。ハッシュタグ #インペリアル2030で検索したら、自分の投稿が主にヒット……寂しい……

Twitterでも検索!

https://twitter.com/mouhudaisuke/status/1144631058396090374

おまけ

2030年にもなって空軍がない!?

Imperial 2030: 2 - 6 Spieler. Spieldauer 120 - 180 Minuten

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