村の人生を覚えている者は幸せである。
輸入で買ったら思いの外、重ゲーでびっくり!しかもゲーム会で開封するという思い出深いゲームをご紹介します!「主な話題が40年以上前の出来事」こと星野☆船長です。
目次
基本情報
人数 | 2-4人 |
時間 | 120分~ |
発売 | 2011年 |
言語依存度 | なし |
ルールの複雑さ | 1ゲーム目で理解できる |
遊ぶならどんな時? | おらが村の歴史を作るぞ! |
ボドゲーマ: 村の人生
BoardGameGeek: Village
おもしろポイント
- 村人達を使って村の歴史を一緒に作ろう
- やることいっぱい!追いつかない!(寿命が)
- オラこんなァ村ァ嫌だ!と飛び出す事も可能!自由度が高い!?
村を発展させる歴史物語
「村の人生」というタイトルにあるとおり、このゲームでは各プレイヤーは「村」になります。村の中にはワーカーとなる村人がいて、新しく生まれてきたり寿命で死んだりします。村人を上手く使って資源を手に入れたり、市場で物を売ったり、教会で力を持ったり、村の名士としてその名を残したりと、やる事いっぱいなワーカープレイスメントのゲームです。
コンポーネントを見て回ろう
箱の中に入っている物を取り出してみました。ゲームしなくても、箱を開けて中を見ているだけで楽しいですよね?
バッグが2つも入ってお得
バッグから取り出す系のゲームは色々とありますが、2つもバッグが入っているのは村の人生だけでは?
使用する用途が違い、緑色からは各種素材が取り出されます。黒い方はミサで生贄に投げ込んだり取り出してみたりする時に使います(生贄にしているのかは不明ですが、遊んだ時はそのように言われておりました)
村民には背番号がついている
ついているというか、自分達で貼り付けるんですけどね?太郎は4人、次郎は3人、三郎と四郎は2人ずついます。タロサが死ぬとジロサが出てくる感じです。
え?ワーカーが死ぬ!?
こちら、ワーカーが死んだ時に使う墓地です。カラスもいたりして、芸が細かいですね。歴史に名を刻んだタイプの村民は、名士録に載ります。
名士録に載せた方が点数になります。写真下部にあるように、5人が名を残したら12点です。名士録は色別になっていて、後の方の写真にある建物の色を見てもらうとわかりやすいですが、その建物や地域で死ぬと、ここに載る事が出来るのです。
個人ボード
村民たちの住むところはこちら。周囲にあるのは寿命を示しており、ディスクが橋を渡ると村民が死にます。
他にも、麦袋を置いておいたり、牛やら馬やらを置いておいたりもします。家が狭いので、麦袋は5つまでしか置けません。
市場
市場にオファーが来ていて、売る事が出来れば得点になります。麦袋3つ売って3点や、馬を売って4点など色々あります。左上の方に置いてあるオファーがなくなると、右下の方から補充されてくる寸法です。買ったら次に出てくるのは3点だからまあいいか。6点が出てきてしまうと他の人に買われてしまうなぁ……などと考えるわけです。
村の外
村の外もあります。オラこんな村ァ、イヤだァ!と出ていく村民もいるわけですが、村から資源や時間を仕送りしてあげると、他の地域で活躍して点数をもらえます。嫌だと言って出ていった割に、村の資源に頼ってしまうわけです。
村の外で死んでしまったとしても、ご遺体は村の名士録に載る事もあるので、これまた不思議……死んだら帰ってくるのです。
生産
村民を置いて時間をかけるか資源を使えば馬車とか色々作れるスペース。作ったら役に立つし売り払う事も出来ます。ただ、時間をかけて作ると村民がコロリと逝ってしまう可能性があるので、上手いこと作らないといけないね?
ここで活躍してから死ぬと黄色の名士録に載ります。
議会
議員になるならこちら。議員になったとしても、寿命が来たら死ぬのです……それぞれの建物には色がついていて、死んだら赤の名士録に載ります。
教会
教会では暗黒の儀式(黒1マナで黒3マナを出す)が行われているわけですが、上手いこと教会に監禁して置いておく事で点数になります。飢えないように麦を食べさせてあげましょう。ここで黒いバッグを使います。
マップ全体
しまった……もっと遠くから撮らなきゃいけなかったかな……
ルール詳細はBGGでどうぞ
村の人生を個人輸入しようと思ったのは、買う前にBoardGameGeekで日本語ルールが公開されていると調べてダウンロードしてあったからなのです。
BoardGameGeek: Village Japanese Rule
神に感謝しつつ輸入し、遊ぶチャンスを待つ事4ヶ月……
あ、ちなみに輸入については今度まとめようかなと思っております。手順とか注意点とか……なんとなく、これから円高でユーロが安くなっていくのでは?という気がしているのです。つまり輸入するには絶好の機会では!?
なので、そういう機会を待つべし!
村の人生は、ややこしいのでは……?
村の人生のルールは、ひとしきり読んだだけだといまいちつかめない部分も多く、本当に面白いの?という風になりがちですが、実際は選択肢はそれほど多くないので想像するほどの難易度ではなく、遊びやすいゲームです。
ただ、最初はどうしたらいいのか手探りでのゲームになる為、長時間なゲームになりがちです。船長も初めて遊んだ時はルール把握もあったので2時間以上かかってしまいました。
2回目からはそんなにかからないですが、とはいえ60分以上は見込んだ方が良いのと、片づけなども意外と時間がかかります。
これは、カラオケの一室で村の人生で遊んでいる会。途中で時間切れになったので、続きから遊ぶ為に写真に撮ったのです。
重たいゲームがやりたかったら、村の人生は良いですよ。ドイツ年間エキスパートゲーム大賞とドイツゲーム賞の二冠を取っただけの事はあります!
遊んでみると、どのプレイヤーも村人をどうやって死なせるか考えて動くので、若干の不謹慎な感じもします。でも村の歴史を刻むゲームなので、しょうがない!きっと!
というわけで遊んでみた
北本市ND-Prのボードゲーム会にて、約3年ぶりに遊んでみました。uenoさん、ファズさん、クレヨンさんと船長の4人戦であります。
最初の方。uenoさんが馬車を作って旅行を始める。船長は教会に人を投げ込んで点数を得てみようかな?ファズさんは評議会へ人を送り込みつつ市場狙い……クレヨンさんは農場強化というスタート……船長は途中で旅行にも浮気していきます。
死にゆく人達は守るべき村達に?
教会には結局4人とも入っていって2点を争っていきます。この頃には職場で過労死した人達が多く出てきました。名士録は職場から埋まっていきます。ブラックな村です。
船長は名士録を埋めるべく、積極的に村人を捨てて新しく生む方針へ。無理矢理井戸から人を掘り出しました。
市場のタイミングが痛すぎて、買えない!ミサで1金払えばいいのでは?という話をしつつ、村人達はどんどん死んでいくのです。
新しい生命には病気がついてくる
今回は、平均して5個の黒キューブが場に出回っており、人がとても死にやすい状況でした。そして、旅行vs名士録vs市場vsミサ……という点数獲得に分かれていき、ついにクレヨンさんが墓を埋めてしまいました。
結果は旅行しまくったuenoさん勝利!旅行してる人がいたら、もっと早くゲームを終わらせるようにしないといけないんですねぇ。じわじわ点数があがっていくのを誰も止められない!
ああ、もっと遊びたい……
今年最初のクセ会ではバッティングが起きて遊べなかったので、今度こそ!「村の人生」で遊びたいなら平日の癖にゲーム会へ来るっきゃない!ハートを磨くっきゃない!
リクエストしてもらえれば持っていきますので、是非遊びましょう!
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日本語版、結構お安いですな……