さ行 フライングゲームマーケット ボードゲーム

宝石を競って集めるボードゲーム【7彩の競り市】をフライングで遊ばせてもらった

【フライングゲームマーケット Vol.009】

今回のフライングゲームマーケットは、ゲムマ2021秋でも頒布される作品です。新作じゃないのに?と思ったかもですが、今回は絶対紹介したいぞ!という意気込みをわかって欲しい星野☆船長であります!

作ったのはハコニワ観光局というサークルさんです。

基本情報

ジャンル輝石を集める競りゲーム
人数3-4人
時間45-60分
配置2021秋 土 チ-25 予約可
価格4500円 (500円offチケットを作る予定です)

ゲームマーケット公式: 7彩の競り市
ボドゲーマ: 7彩の競り市

おもしろポイント

  • 抜きつ抜かれつ、競り合う輝石集め!
  • 競り場は4つ。でも1,2つは準備中になってしまうよ!
  • 競り場に残った輝石には、更に追加の輝石が積み上げられる。もしかしたら一発逆転できるかも
【イラストがまず綺麗で目を引きます】

ゲーム紹介

”時の女神の箱庭”たる世界《イェプリア》。

その世界の東方に位置する色彩都市には、世界最大と謳われる競り市場《7彩の競り市》が存在します。

この競り市にはすべての輝石が揃うと言われており、毎日のように世界中から極上品が運び込まれています。

そしてまた、それらを求める買付人もたくさんの注文書を抱えて、次々と会場へ集まってくるのでした。

皆、輝石に負けないくらい目を輝かせ、意気揚々と、闘志に溢れた足取りです。

「一番注文書どおり上手に競り落とせる最高の買付人はこの私さっ!」という声が今にも聞こえてきそうでした。

さて、そろそろ陽がその姿をすべて現します。と、同時に競りの開始の合図が聞こえました。

どうやらついに煌きと喧騒に溢れた競り市が始まったようです。

果たして、今日の競りで一番上手に注文をこなせる買付人はだれでしょうか。

プレイヤーは【月と梯子宝飾店】【湖岸商会】【砂丘の白星商店】【葉先の朝露屋】の4工房の買付人となり、お祭りにも似た競売を追体験できるゲームです。

船長からの紹介!

ボードゲームを通して、自分の考えた世界を表現していくハコニワ観光局のゲーム第2弾。宝石を買って集めて注文書の条件を達成させよう!お金がないなら、寝て休もう!

タイミングを見計らって上手く買うのが楽しい競りのゲームです。

コンポーネントに自作部分も多く、ボードもカードもコマも使うゴージャスな作品なので、まずは見て触って、実際に遊んでみて欲しい一作です。

コンポーネント探訪

メインボード

【お皿が4つ、競り用のトラック……そしてカップ!】

外周が競りに使うトラック、真ん中には4つの皿があってそこに商品の輝石が出てきます。カップが置いてあるところは今回競りでは買えない物です。

輝石タイル・注文書

【奥の方にあるのが輝石タイル、手前が注文書】

輝石タイルを全部置けば注文達成!

写真手前にある注文書5枚を作り上げるのが目標です。輝石は7種あり、それぞれ希少価値(総個数)の違いがあります。

コイン

【よく見てください。1枚ずつ違うんですよ!】

こちらのコイン、なんと全て手作り!色を塗ったりニスを塗ったりしてるとの事。手作り感がたまりませんね。

競りの為に使用するコインは、まだ同じ形のコインが作れない時代に使われている貨幣を表現しているそうです。なるほど、納得!

衝立・コマ

【衝立やコマにはオリジナルのマーク】

お金は非公開の情報なので隠す為の衝立、そして競りに使用するコマです。パンやお菓子のようで、美味しそうなデザインです(食べれません)

ラウンドマーカー

【手作り感たっぷり】

ラウンドマーカーは全プレイヤーが1回スタートプレイヤーになってラウンド終了するたびに1つずつ動いていって、3ラウンドで終了となります。

これもきっと手作りなんじゃないかな~?と思うコンポーネントです。

商品カード

【写真は3人プレイの様子】

商品カードは、描かれた皿の位置に輝石が置かれるようになっています。

裏側にはカップを置く場所が指定されています。3人プレイの場合はカップの場所が2箇所になります。写真の時は偶然1箇所になるパターンでした。

簡単なルール紹介

商品補充→競売→落札を繰り返し、注文書をさせれば勝利出来るゲームです。

商品補充では、商品カードをもとに輝石が市場に出回ります。カップの置かれる位置がカードで指定されているので、そこにカップが置かれ、競売出来ない場所になります。

競売では、競売トラックにコマを順番に置いていってオークションします。ハードパスなので降りたらそこまでです。賭けた金額の量や、順番の早さで競り落とします。競りに参加せずにお金を得る事も出来ます。

落札では、競り落とした輝石を注文書に配置していきます。使えなかった宝石はお金を払えばオールマイティの宝石として使えるようになります。使えなかった宝石はラウンド終了時とゲーム終了時に、不利な要素となります。

スタートプレイヤーを一巡するまでが1ラウンド、全3ラウンドのゲームです。

勝敗を決めるポイント

  • 注文書の完成枚数
  • 衝立前と衝立後ろにある、配置できなかった輝石チップの合計数がより少ない。
  • 注文書カード上の輝石チップの配置されていない輝石アイコンの合計数がより少ない。
  • 持っているコイン枚数がより多い。

上から判定していって、同値なら下の条件に行きます。この条件でも同値なら次の勝負で決めましょう!との事です。そんな偶然あるんかな……?

遊んでみた

ひとしきり説明を聞いてから、制作された外さん、Fpagのくまさんと船長の3人でプレイ開始!

まずは売場の確認で、2人しか獲得出来ない事はわかったけども相場がつかめない……わからん!3金!2つの輝石をゲットします。誰が買っても置けない宝石が出ない事も確認。船長は、すぐに人のスペースを覗き見するタイプです。

そして、注文書に配置……んー、あってたんかなぁ。よく考えてみて?

100万円持ってたとして、注文書5枚に結構な量の個数を買い集めなきゃいけない時にその30%を使いますか?

間違えたんじゃないのかな~!?という気持ちになりつつ、2つを配置。次のターンは手番が最後なので様子見が出来るぞ!

無駄遣いをしたのではという気持ちを抱えながら3人ともスタートで競りが終了。んーむ、これは……1枚完成ですね。

【完成した注文書だけ前に出してアピール】

無駄なく集めていきたいので、余分に買わないように注意して……あれ?船長、もう4金しか持ってないじゃないですか!

場には結構な数の輝石が出ているというのに?2ラウンド目は少しお金にも気をつけないとなぁ……

【しかし、美味しい場面が続く】

これは1金出しておこぼれもらわないとダメかな!

他のプレイヤーの懐事情をちゃんとカウンティングしてればわかるんですけど、そんなめんどくさい事やるわけもなく……デジタルのゲームじゃないんだから、その場のノリが肝心でしょ(持論)

1金出しておこぼれとか言ってると、ちっともお金がたまらないんです。そして、おこぼれにしても要らない輝石が出てきてしまい……3金で裏返してオールマイティ化してもいいけど、それやったら0金ですよね。

というわけで、オールマイティにはしない事を選択。おかげで、ラウンド終了時にお金がまたもらえなくなっていきます。辛い。

3ラウンド目に行くまでで、結構集めましたとも。なんとかクリア出来るかもしれない!6金しかないけど!

【カップの強固なブロッキング】

さすがに今回はお金もらうしかないよ、こんなの……でも、渡すと良くない輝石もあったりして。こういう時に周囲を見て揃っちゃいそうだと、お金を払って邪魔したくなるのが底意地悪い船長のやりくちです。

お金なくなるよ!と心の声が叫んだり、お金より思い出だろ!という心の声が聞こえたり。

そして終焉……

【注文書あと1枚なのに】

勝利条件は、5枚の注文書の完成枚数が高い順で、使用しなかった輝石の量、注文書の完成度(写真の例ではあと5個の輝石が必要)があって、最後にコインの量になります。

船長とくまさんの1着争いでしたが……注文書の枚数は同値、使用しなかった輝石の量も同値……しかし、完成度で負け……!あと5枚は弱かった……!

帰宅して今回のプレイを思い出し、うそぶく……船長はくまさんを接待した!

船長の感想!

箱を開けた時からワクワクがたまらなかったです。出てくるコンポーネントがカップだったりカードだったり、衝立だったり……ボードゲームらしさが詰まっている作品です。

特に、コインが1枚1枚自作されているとの事だったので、ビックリでした。作った方が安い……のか!?と考えたのですが、そうではなくて世界観に基づいて作ったそうです。こだわりを感じました。

完成度の高さを感じた同時に、世界観への愛も感じました。ゲームを作るモチベがどこにあるのかと考えた時、世界を具現化したい!という気持ちが最初にあって作られているので、その方向性に向かって全てが向いていると感じ取れると本当に奥深いなぁという気持ちと、こんなところに深い世界を埋めておいていいのか?という気持ちです。なので、本当に今回のは紹介したいなぁという気持ちがグイグイでした。

実際、ゲームとしてもよくまとまっていたので何度か遊んでみたい……一個ちょーだい!ってねだれば良かった(ゲスい)

素人考えで、ここがこうならもっと好き

一緒に遊んだくまさんも言っていた事なので、もしかしたら改善された状況で出るかもしれませんが、勝者を決める条件がややこしいです……なので、サマリーが入っていたら嬉しいです。ガチ勝負になったら、完成度も使えなかった輝石も非常に大事なので、それも知った状態でどっちの方が良いのかを考える必要があるからです。

後は、輝石を集めてどんな物が出来上がるのか注文書ではわからないので、それがわかったらもっと世界が広まりそうだなぁと思いましたが、これはもうカードが出来てしまっているから、今は想像して楽しむだけになります。

でも、システム面は完成していて、悩ましくも楽しいゲームなので、見かけのお値段なんて見ないで是非遊んでみてほしいです。

製作者紹介

ハコニワ観光局という2017年6月に活動を開始し、ゲームマーケット2018年秋に初出展した創作サークルです。

観光局ですが局長は居らず、局員の”外”が一人だけです。

《イェプリア》という幻想世界をこの世界に具現化し、その風景を皆様へご紹介するため活動しています。作品はすべてこの幻想世界をご紹介するものです。

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遊んだ感想もありますが、ボドゲカフェに寄贈もされているようです。試しに遊んでみるならいいかも?

ゲムマ2021秋 土曜はチ-25へ!

見た目から綺麗でこだわりのあるコンポーネント、実物を見てみてください。遊んでください。お勧めであります!場所は土曜のチ-25であります。

ネットからご予約が可能となっております。確実に手に入れたい方は是非予約しましょう!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScuR5LQziFzi0d9n25TGbDO1ERI4a8pcvSYogPFY5s-_kPFvQ/viewform

当日はゲムマに行けないから買えない……とお嘆きのあなたには、こちらがお勧めです。

https://bodoge.hoobby.net/market/items/4155

なんと、ボドゲーマの通販でも販売中!良かった!これで7彩の競り市が買えないボードゲーマーはもういないんだね!嬉しい!

ゲムマなら手に取ってご確認の上、是非ご購入してください。船長は太鼓判の出来であります!

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