【火のないところにも煙は立っている?】
今回、タイトルからして確実にボードゲームじゃないよね?とツッコミ待ちのまよこれ。グループSNEから発売されたDARK SOULS TRPGを今回は紹介していきます。
紹介するのは「いともたやすく行われるえげつない行為」こと星野☆船長です! (ジョジョ第7部D4C、またはAC/DCより)
人数 | 1-5人 (ソロプレイ以外はGM含む) |
時間 | 120分~ |
発売 | 2017年 |
言語依存度 | 日本語版しかありません |
ルールの複雑さ | 1戦闘で理解できる |
遊ぶならどんな時? | DARK SOULSの深い世界に入り込むなら |
富士見書房公式 (ルールブック02までしか書いてませんが……)
目次
おもしろポイント
- 原作に忠実!常にYOU DIEDと隣合わせだ!
- サイコロを配分して戦え!防御しないと一発で死ぬかも!?
- ゲームブックのようなソロプレイも出来る懐の深さ
DARK SOULSシリーズとは
フロム・ソフトウェアが発売した、重厚なファンタジー世界を舞台にした高難易度アクションRPGです。
船長もDARK SOULSⅢを80時間くらい遊びました(クリアしてないのはお察し)
操作に不慣れな状態だと最初のザコ敵にも瀕死になったくらいの難しさ(または船長が下手すぎ)で、YOU DIEDを繰り返しながらだんだん進めていくと、なんだかコツが掴めてきたような……
そしてチュートリアルステージのラストにいる灰の審判者、グンダとかいうデカキャラのせいで3日くらい進まず……変身するとかズルいよ。
偶然に近い勝利で先に進めてからは、案外サクサクと進んだり死んだりして……今は地底の迷宮を探索している状況。ゲーム中盤くらいにいます(多分)
船長のキャラは基本的には脳筋キャラで作っていて、技量の高い剣士です。ただ、魔法にも少しだけ手を出していて、高いところから飛び降りても痛くないようにしたり、ちょっと回復出来たりもします。
そもそも魔界村どころかロックマンすらクリアできない、クリアしたアクションと言えばカービィくらいでは?という状態なのに、何故船長はこのゲームにトライしたかというと……TRPGをやる為に原典に触れようと思ったからなのです。
原作を再現するシステム
まあ、80時間くらいしか遊んでないと言えばそれまでなので、それほどたくさん遊んだわけではないですが……サンプルに載っているシナリオが、かなり原作のシナリオそのままです。
ああ、あの時苦戦したアイツか……と思いながら遊ぶ事も出来ます。
しかし、DARK SOULSのシナリオを明確に説明しろと言われても、首を傾げてしまいます。なんか人探ししてる……とか、そんな感じの……フワッとした目的……よくムービーとかを見直したり内容を聞けばわかるのかもしれませんが、何しろ中二病的な言葉遣いで、火の無い灰呼ばわりされるわけですから……
ゲーム的にも、ほとんどの時間で戦っているので、メインはそっちなんですよね。
で、そっちの原作再現はどうなのかというと……かなり出来てると思います。
戦闘システム
戦闘システムについては、このマンガが一番わかりやすいと思います。
5つのダイスを持ってラウンド開始。まずはイニシアティブで自分の番が来るかを確認……自分の番が来たら5つのダイスをいくつ使うか宣言してロール。
ロールした結果を利用して、様々な行動を取ります。
全てを振る必要はありませんが、後から振り足す事は出来ません。
残ったダイスはエネミーが攻撃してきた時に防御する等で使用可能です。逆に言えば、ダイスが残ってないと棒立ちでダメージを受けます。
(そういえば、ゴブリンスレイヤーTRPGでは、回避大失敗と棒立ちでは回避大失敗の方がひどい結果になるって聞いたなぁ)
ダイスを使うか残すか……原作で言うとスタミナが切れる前に攻撃はやめなきゃ!みたいな部分です。スタミナがダイスになったのはTRPG版ならでは手法かな?と思います。
イニシアチブバッティング
イニシアチブバッティングも、原作の再現が出来ている部分の一つです。多人数でプレイすると、なんだか混んでいて攻撃が上手く出来ない場面が多々あります。
イニシアチブ値が同じになった人達は全員権利を失う、ハゲタカのえじき方式のバッティングゲームをやります。バッティングしても幸運が回復するので、それはそれで悪い事ではないですが……
HP
DARK SOULS TRPGでは、ダメージを算出する時は50点だとか60点という大きな値が飛びます。
しかし、ダメージを受ける時には、13点までなら0、23点までなら1……という風に、だいたい1/10がHPに到達します。
1/10なら平気!と思わないで……HPは1桁……8点のキャラクターも作れる状況です。つまり、一撃でほとんど致命傷になるようなTRPGという事ですね。
これもだいぶ原作に似ているな~という感じです。一撃で死ぬかも……と思いながらの戦いを思い起こします。
マップ
原作では既に一度来た焚き火のポイントにワープする以外は、全て歩いていくしかないのですが、TRPG版ではトランプを使ってマップを表現します。
1枚ずつステージに分かれていて、1つ隣のスペースに行くごとに時間が経過します。時間が経過するとエネミーが強化されるので、なるべく早くクリアした方が良いのですが、新しいステージに行くたびにログインボーナスがあるので、なんとなく全て開けてからにしたくなるのが人情ですね。
ルールブックは03まである
ルールブックは現在、3つ発売されています。メインルールは01を買えば全てまかなえる内容となっており、仮に3つ全部買ったとしても、クトゥルフ第7版ルールブック本体より安いかもしれません。
読みやすさで言っても、DARK SOULSの方が断然良いと思います。つまり、とてもお買い求めやすい価格でわかりやすく遊べます!
レベルが上がって、シナリオ全て遊んじゃったな~と思ったら、02、03と進めば良いかと思います。途中、細かくルール変更などもありますが、それほど大胆な変更ではないです。
TRPGなの?
何度かGMをやってみて思ったのが、これです。TRPGというほど自由度が高くない……もちろんシナリオの内容にもよりますが、どちらかというとボードゲームっぽいかな?と思います。マイス&ミスティクスがボードゲームという括りになるなら、違いはコンポーネントがないだけ、ほぼボードゲームという感じです。
最初から載っているシナリオを遊ぶと、基本的にはハックしてスラッシュして……の繰り返しになる事が多いのも理由かもです。GM側が工夫してあげないと、もしかしたら単調?という気もします。
とりあえずTRPG的に笑える遊び方をしたいのであれば、意思表示は全てポージングのみで行う、原作再現をすると良いかと思います。
遊びたいと思ったら……
DARK SOULS TRPGで遊びたいと思ったら、埼玉県北本市で毎月第3日曜に開催している非電源ゲームサークルND-Prまでお越し下さい。
他のゲーム会と一緒にtwiplaで募集しております(他のシステムで遊ぶ事も当然あります)
Twipla最新情報
https://twipla.jp/users/sevenseas_blue
DARK SOULS TRPGposted with AmaQuick at 2020.10.10加藤ヒロノリ/グループSNE(著), 末弥 純(イラスト)
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